解脱するきっかけ
令和元年12月2日
今朝は、名古屋市解脱寺参拝!
「解脱」という名称のお寺は
初めて!
明暦3年(1657)、犬山城主が建てた
薬師堂・小庵が始まり。
招かれた竹夭和尚は、竹葉軒長虹と
名のる俳人。
境内に俳聖芭蕉の句碑
「粟稗塚(あわひえづか)」がある。
江戸時代、この白林寺の二代目
住職全用和尚と成瀬家二代目当主
の正虎との間で悶着が起こる。
成瀬家で不祥事を起こした家臣
が、白林寺に駆け込み、全用和尚
に救いを求める。
全用和尚は正虎からの家臣引き
渡しの要求に頑として応じず。
正虎は全用和尚を騙し、家臣を
手討ちにする。
全用和尚は怒って、故郷の上州に
帰ってしまう。
全用和尚の激怒に触れ、正虎は
家臣を手討ちにしたことを後悔し、
その菩提を弔うために、荒れはて
た薬師堂を再建し、解脱寺と名づ
けて、白林寺の末寺とする。
明暦3年(1635)のこと。
「粟稗に
とぼしくもあらず
艸の庵」 。
と刻まれた芭蕉句碑が左から2番目。
それにしても、成瀬正虎という城主の
解脱の仕様。ちょっとびっくり!
命名も直接的で再度の驚き。
「解脱」は仏教用語だろう。
生きている者が
「俗世間の束縛や迷い、様々な苦しみ
から抜け出し、悟りを開くこと」。
私の今の解脱は、世間の束縛もなし。
迷いも些細なことしかない。
悟りを開こうという気持ちもさらさら
なし。
全てあるがまま、あるがまま。
肯定の世界!
煩悩も有り様かな?
解脱することへの聖諦かな?