ここ2日ほど涼しく、なっちゃんもちょっと人心地、というか犬心地。面白い
言葉ですね、人心地って。生きた心地がする、ほっとするという意味ですが。
この何でもない小さな花「ネジバナ」にも風流な別名があります。
ねじれて咲くからネジバナですが、別名は「もぢずり」と言うそうです。
百人一首にある「みちのくの しのぶもぢずり、、」の「もぢずり」がこ
の花だという説があります。そうだとするとなかなか由緒ある花です。
捩花はねぢれて咲いて素直なり 青柳志解樹
「おらんだあやめ」なんていう和名を持つグラジオラスも今盛りです。
ラテン語で「剣」という意味のグラディウスから来た名だそうです。グ
ラディエーターと同じ語源なんですね。
ダリアも見かけるようになりました。しっかりした姿の色彩豊かな花です。
子供のころ家のまわりにたくさん咲いていて、その色の強さが押しつけが
ましく感じられて、あまり好きではなかったのですが、この頃は、その潔い
力強さがだんだん好ましく思えてきました。何事にもどっちつかずの気持ち
の時、カツを入れてくれるような生命力あふれる花です。
でも、夏の元気な花といえばひまわりですね。漢字で書くと向日葵。
英語ではSUNFLOWER。お日さまの花です。今日も元気いっぱい、
里芋畑の縁に咲いていました。
その里芋の葉っぱもだいぶ大きくなってきました。あと1カ月も経てば
収穫です。おイモ類の中で、なぜか里芋が一番好きなんです、私。
昔は日本では、芋と言えば里芋だったようです。
里芋は子と孫連れて掘り出され 中村百合子
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