四国旅行三日目、愛媛県松山市に行きました。松山城と道後温泉。
普通過ぎる観光コースですが、やっぱり外せない二か所。道後温
泉近くの正岡子規記念館にも行きましたが。
日本の城ランキング三位に入った広大な山城です。山城と言えば
登るのが大変。ところがここは安心。リフトorロープウエイで上
まで行けます。到着すると初代藩主を模したユルキャラ「よしあ
きくん」がお出迎えしてくれます。これがなかなかかわいい。こ
の加藤嘉明さん、心配性の殿様だったようですが、それだけに、
築城にあたっては、用意周到。城のあちこちに創意工夫がなされ
ているそうです。
その上、ボランティアのおじさん(七十五歳、元気!)が懇切丁寧
に案内してくれました。井戸の作られ方、石垣の積み方、外壁が茶
色い訳等等。そういう仕組みに興味のある夫が色々質問するので、
ますます熱が入って でも、地元のお城を愛する気持ち、よく伝
わってきました。石垣の草取りをしている人がいました。まるでロッ
ククライミングしながらの作業のようで、見ていてもスリリング。
リフトでお城から降りて、道後温泉へ行きました。本館の周囲はいか
にも昔ながらの温泉町の感じ。
これは椿の湯。赤い椿の花のモニュメントが目を引きます。別館の飛
飛鳥時代をイメージした飛鳥乃湯と言うのも新しくできています。聖
徳太子や斉明天皇も行幸したという古い古い温泉ですものね。
本館は千と千尋の湯屋のモデルにもなったというだけに、さすがの佇
まい。二階は工事中ですが、一階のお湯に入ることはできました。浴
室はそう広くもなく古く鄙びた感じ。「ぼっちゃん、およぐべからず」
の掛札で「ああ、ここは道後温泉」と気づきます。夏目先生のおかげ。
柿色のTシャツのおばちゃんたちがかいがいしくお世話をしてくれます。
正面の柿色の鳥は、手塚治虫の「火の鳥」だそう。本館の保存改修中
「道後reborn」と銘打って、建物正面がライトアップされているそう
です。「火の鳥:道後温泉編」というアニメーションも作られたとか。
松山は予想以上に活気があふれた町でした。
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