キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

すばらしいリヒテンシュタイン侯爵家のコレクション

2012-10-11 10:11:22 | アート
          

          リヒテンシュタインという国を知っていますか?スイスとオーストリア

          の間にある小さな小さな国です。小豆島くらいの大きさですって。リヒ

          テンシュタイン侯爵が17世紀から代々治めてきた国で、英邁な君主が

          多かったのでしょうね、数多の戦乱をくぐり抜け現在に至るまで存続

          しています。ヨーロッパにもバチカンを初め、ルクセンブルク、モナコ

          やサンマリノなど小さな国がありますが、そのどれにも負けない小ささ

          です。だけど君主はお金持ち。国外にいっぱい領地を持っています。

          ウィーンにも2つ宮殿があって、そこに絵画や工芸品のすばらしいコレ

          クションが収蔵されていたとか。第2次世界大戦の時もうまく隠し通し

          て、今この日本で私たちが鑑賞できるというわけです。ポスターになっ

          ている愛娘の肖像をはじめ、ルーベンスの傑作が数多くありました。

          その他バロック時代の絵画や装飾品、工芸品など見応えがあります。

          歴代の侯爵、よく集めましたねえ。

          

          会場の六本木駅近くのミッドタウンにある国立新美術館は、まさに

          新しい近代的な建物です。曲線が美しい。展示がゆったりしていて、

          人もさほど多くなく、久しぶりに楽しい絵画鑑賞でした。

          

          玄関前の庭が黄金の秋色に色づいていました。mellow yellowというのは

          こんな色を言うんでしょうね。

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