キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

あけましておめでとう

2015-01-06 10:36:55 | 季節
          

         あけましておめでとうございます。今年も奈良の夫の実家でお正月。

          おせち、作りましたよ

          

          2日は、大神神社(おおみわじんじゃ)へ初詣。ここは奈良県櫻井市に

          ある三輪山をご神体とする日本最古の神社の一つです。大国主神が

          国つくりを完成させるために、超大物の神で稲作や厄除けの神であ

          る一方、怒ると大変な祟をする大物主神をここに祀って鎮めたという

          古事記や日本書紀の神話時代に遡る古代感満載の神社です。

          

         右に大神神社の鳥居、左奥に大和三山の一つ耳成山が見えます。大和

         は国のまほろば、大和朝廷発祥の土地です。古代のロマンが広がります。

          

          三輪素麺発祥の地でもあります。温かいにゅうめんがおいしいんですよね。

          

          3日は、大和高田の夫の実家のあたりをぶらぶらしました。土地柄で、

          小さいけれど古いいわれのある神社がたくさんあります。これはその

          名も磐余(いわれ)神社。

          

           真菅よし宗我の河原に鳴く千鳥間無しわが背子わが恋ふらくは

          という柿本人麻呂の歌碑が建っています。そう、この辺りは蘇我氏

          の土地でもあったのですね。今はありませんが、悲劇の皇子大津

          皇子が辞世の歌を詠んだ磐余の池もこの付近のようです。

          

          磐余神社の近くに、さらに小さな、でも神々しい雰囲気の岩神社と

          いう神社がありました。本殿が岩の上に立ち、下は古墳だそうです。

          

          神社横の瓦塀の上に、なかなかの面構えのネコがいました。

             

          さらにその横に面白い碑を見つけました。「嘉吉元年の申の時に、

          徳利ほどの雹が降った。未申の方角から丑の方へ降った」という

          ことでしょうか。嘉吉元年というのは1441年、くじびきで選ばれた

          くせに、大変な恐怖政治を行った足利義教を赤松満祐が暗殺し、

          自らも討たれた年だということ。政治は乱れるは、天変地異は

          起こるは、受難の年だったようです。

          大和平野のこの辺り、ちょっと歩いただけでも様々な昔に出会えます。
         
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする