奈良に帰省するのに、もう何度東名高速を走ったことでしょう。
この頃は新東名を使うようになりましたが、行き帰りに静岡東部
を走るとき、いつも楽しみなのは四季折々の富士山の姿を見る
ことです。これは数日前の富士山です。笠雲がかかっています。
笠雲がかかると天気が悪くなると言われています。確かに天気
は下り坂でした。でもこの日は見事な秋晴れ。頭に雪を頂いた
これぞ富士のお山という姿でした。
夏の富士山はもちろん雪をかぶっていません。しかも霞んでいる
ことが多いのですが、それはそれで美しい姿です。
これは10月の富士山、まだ頭にほんのちょっと雪を被っているだけです。
これはお正月に見た富士山。一富士、二鷹、三茄子。めでたいお姿
です。どの富士も静岡側からの写真です。山梨側から見ると、また
別の美しさがあるのでしょうね。本当に稀有な山です。でも、いにし
えの竹取物語に、不二のお山から煙が立ち上っているとあり、江戸
時代にも宝暦の噴火があった、いつ活動を始めるかわからない活火
山なんですよね。そう考えるとさらに恐れ多いお山です。