フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた) | |
小林弘人 解説,滑川海彦,高橋信夫 | |
日経BP社 |
夏目 大 | |
青志社 |
去年、知人の家のクリスマス・パーティーで、その家のお嬢さんが「私、フェイス
ブックに登録しているの」というのを聞いて「何それ?」なんて言っていた私です。
今では本を読んだり、映画を観たり、かなりのマーク・ザッカーバーグ通になって
います。入会はしていませんが。なにしろツィッターさえやっていないんですから。
ネット上でお友達を作りたい欲求があまりなくて。みんなまめだなあと思います。
ザッカーバーグさん、世の中には天才って呼べる人がいるって、この人を見れば
わかるという典型的な人。ビル・ゲイツと同種、でもかなり変人。人間関係とか、
人情の機微とかより、巨大なネットワークを作り上げることに情熱を感じて没頭し
またそれができる能力がある人。世界中の何十億の人を引き込んで、世界情勢
まで動かしてしまうなんてすごいです。天賦の才を持っているんですね。ある意味
とても幸せな人、でもある意味とても不幸な人。きれいな景色やお花を眺めて、心
安らぐなんていう気持ちも、暇もなさそうです。それって、なんだかとてもさびしい。