自らの、シーリングファンの中途半端な効果検証について。
体感はできていたんですよ。
シーリングファンが稼動してないときと、
稼動しているときでは、
明らかに各階の体感温度、
特に2階の温度がファンを稼動させていないと高いんです。
でもいざ、検証を試みるといつも中途半端な結果。。。
それでもその効果を確信してやまない頑固者mercy。
今回は“効果を検証しよう”と思っていたわけではないのですが、
非常に体感が強かったのでトライしてみました。
時をさかのぼることゴールデンウィーク。
5月3日は実家の田植えのため帰省しました。
実家への帰省程度ではシーリングファンを止めないのですが、
このときは何となく、ファンを止めて出かけました。
午前8時くらいでしたでしょうか。
それから田植えを終わって、帰宅したのが20時半時。
洗濯物を干して出かけたので、すぐに回収に2階へ上がったときです。
階段を上がっている途中に、だんだん温度が上がっていくのを体感しました。
そう、いつものはっきりした体感です。
僕は、これだけ体感できるなら数字にも表れているに違いないと確信し、
洗濯物回収も早々に、それぞれのフロアに置いてある温湿度計を確認しました。
こちらが1階。
先日、温湿度計仲間に加わってくれた期待の新人です。
温度は22.7℃を指しています。
で、こちらが2階。
mercy邸建築当初からがんばってくれている古株です。
温度は23.9℃を指しています。
やはり数字にもはっきりと表れました。
1階と2階で1.2℃違うのです。
ひとくちに1.2℃といいますが、これは大きな違いですよ。
エアコンでも1℃温度を上げ下げすると、明らかに体感も変わりますよね。
さて。
数字に表れたからと喜んでいる場合ではありません。
目的はシーリングファンの効果を数字で把握するためです。
果たしてこの温度差がファンを停止したことに起因するのか否か。
そこが知りたいんです。
シーリングファンのスイッチを入れました。
ゆっくりと、ゆっくりとファンが回転を始めます。
で、それからは放置。
約1時間半後・・・・
1階に設置している温湿度計です。
23.2℃!
何と0.5℃、室温が上昇しています!!
こちらが2階の温湿度計。
23.5℃!
1階とは逆に0.4℃、室温が下降しているじゃないですか!!
この時間ですから空調を入れない限り、室温があがることは考えにくいのですが、
1階の室温は上昇しました。
もちろん、空調は一切入れていません。
低かった1階の室温が上昇し、
高かった2階の室温が下降する。
つまり、家全体の温度差がなくなってきているということですよね。
室温差だけで考えると0.3℃の差しかありません。
これはシーリングファンを稼動させることによってもたらされた、
温度のバリアフリーと考えられます。
というか、それしか考えられません!!
室内の空気がファンによってかき混ぜられ、
その結果、温度の高い空気と低い空気が中和して(って、んなたいそうな)、
1階と2階の室温差がなくなったのです。
いやぁ。。。苦節1年半。。。
これまで苦しめられてきたシーリングファンの効果を、
これほどまでに数字で明確に把握できたのは初めてです。
あきらめずに続けることの大切さを、改めて知ることになりました。
今こそ、不肖mercy、声を大にして叫びます。
シーリングファンは建物内の空気を循環させる、大きな効果がある!
空気を循環させることによって、フロアの室温差が大きく解消される!
特に吹き抜けがある場合は効果テキメン!
クリスチャンはアーメン!
僕はイケメン!
・・・・・・・。
すみません。ウソをつきました(汗)
とにもかくにも・・・・あーすっきりした。
この結果が確認できるまでは、
ものすごくシーリングファンに疑いの目を向けていたのです。
ほんまに効果あるんかいな・・・
でかいだけ、電気代を食うだけで、無力なただのアルミなんじゃないか・・・
ごめんよ、ファン君。
僕が無力なただの肉だったよ。
君はmercy邸の空気環境を快適に保つための切り札だね。
これからもヨロピクね。
ちなみに、そのままファンを稼動させたまま迎えた次の日の朝。
1階
2階
1階のほうが2階よりも0.5℃、室温が高くなりました。
空調はずっとOFF。
やはり(自称)高性能住宅だけあって、空気が安定しています。
では。