この所ウグイスの鳴き声で目覚める日が続いている。ここは本当によくウグイスが鳴く。飾屋のおじさんが「ここは鶯谷なんだよ」と言っていた。鳴き声の割に姿を見ることがなかなかできないでいたが、昨日ナナの散歩中、初めてウグイスの姿を見た。鳴きながら枝の下のほうに降りてきたので見ることができた。うす茶色のメジロのような形だった。庭のオオデマリが見事に花をつけている。花の色がグリーンから白に変化して、緑の中に美しい。ルピナスも咲き始めた。友人は「ルピナス」という名の合唱団に入っている。花が咲くたびにどうしてこの名をつけたんだろうと友の顔を思う。
小かぶのスープは今まではかぶのところだけを使って白いスープに仕上げていた。辰巳芳子さんの「小かぶのポタージュ」の作りかたで作ってみた。辰巳さんはかぶも葉も使って綺麗なグリーンの色に仕上げる。かぶの味がしてとてもおいしいスープになった。このところ３回ほどお客様におだしして好評だった。今度は豆のスープに挑戦したいと思っている。朝食に今年は煮豆を欠かさないようにしたいとも思っている。豆はいろいろあって面白い。ミューの前の三叉路のそばの「やまなしの木」が綺麗に白い花を咲かせた。去年はこんなに花をつけなかった。写真は「やまなしの木」。
気がつけば５月も3分の1過ぎている。ゴールデンウィークであたふたしているうちに庭の木や草花がすっかり緑になっている。レンガに絡ませたアケビも地味な花をつけ、初めてバイモの花も咲き、忘れな草も忘れず今年も咲いて庭がだんだん賑やかになっている。今年は寒かったせいか体調を崩している人が多い。私も風邪がなかなか治らず気弱になっていた。寒かったせいで富士山も八ケ岳も南アルプスも例年より雪が多く美しい姿を見せている。夕暮前の透明な光の中で窓から見る庭や山々がなんとも美しく心が弾む。