5月10日だったニキ美術館の閉館が、8月31日まで延期になったそうでほっとした。いつ行こうか毎日考えていたが厳しい状態だった。車にしても電車にしても東京経由しか方法がなく遠いなあ～と思っていた。
6月はあまりお客様もないのでその頃ゆっくり行こうと思う。今年は芽吹きも花が咲くのも早くいつもと違う。きょうは風が冷たくセータを着てストーブをつけてちょうど良い。風が強いので富士山がよく見えた。
今朝は霧から雨に変わり、芽吹き始めた木々がいきいきしている。庭の水仙が少しずつずれて咲き、いろいろな種類があるのでカメラに収めた。去年初めて咲いて大喜びした桜は「大山
毎年春になると庭の木を移動せずにいられない。冬の間庭ををジ～トみていると「あの木はもう少し右に寄せたほうが良い」とか「あそこより白樺のそばのほうが良い」とかいろいろと構想がわきあがってくる。前から気になっていた駐車場の白樺を切って、その後に夏ツバキを移動させることにした。白樺は去年の夏、風で一本倒れてから駐車場のがもしお客様の車にでも倒れたらと心配になっていた。昨日植木屋の清水さんに来てもらってその作業をした。５メートル以上ある大きな白樺だったが、根元に虫の穴やアリが盛んに出入りしていたので危ないと思っていた。切って見るとカミキリムシの幼虫が何匹も
いて芯や根が腐りかけていた。実生から大きくなったのだと清水さんが言っていたが、根が太く大きいのには驚いた。西の隅のほうにあった夏ツバキはあまり目立たなく花や紅葉もあまり気づいてくれる人もなかったが、今度は舞台の中央にデビュー。ミューの庭木で一度で今の場所に落ち着いた木のほうが少なく、木たちも迷惑と思っているとは思うが、病気が始まったと諦めるか、早く大きくなって私の手に負えないようになるかのどちらかですね。
どこに行っても桜・桜の季節。こんなところにもあんなところにも桜が「ここにいま～す」と言うように咲いている。やっと清里でも桜が咲き始めた。隣の古木の梅も咲き、牧場通りのこぶしも咲いて白い並木になっている。ミューの庭もカタクリやバイモが咲き、桜草も顔を出して日に日に庭が緑に変わっている。庭を眺めながら「甘酒ソフトキャンディ」をほうばっている。１個だけと思うのだがキャンデイが「もう１個どう？」とささやくようで、この誘惑に勝てないで食べ始めると５個ぐらいは食べてしまう。おいしいと言ったら友人が３袋も送ってくれたのだが、あと３個になってしまった。この辺では売っていないので、無くなったらこの誘惑から逃れられると思うのだがなんか寂しい。
３年前東京の大丸ミュージアムでフランスの「女性造形作家ニキ・ド・サンファル」の没後日本初の回顧展がありなぜか心ひかれて見に行った。金歯の真っ赤などくろがいたりして、想像を超える大胆な作品に元気をもらった。そしてこれらの作品が日本の女性コレクターの手で集められたことを知り驚き感動した。
那須にそれらの作品のニキ美術館があることも知りいつか行きたいと思っていた。今年１月、館長でコレクターの増田静江さんがお亡くなりになった、お会いしたいと思っていたので残念に思っていた。
「We」という雑誌にミューの広告を出すことになって、掲載誌が送られてきてその中に「ニキ美術館閉館のお知らせ」が載っていて驚いた。５月１０日までなので何とか行きたいし行くつもりである。
ニキ美術館 栃木県那須郡那須町湯本203
開館時間 ９：３０～１７：００
休館日 水曜日（祝日の場合、翌日休館）
? 0287-76-2322