ミューのガーデン日記

八ヶ岳南麓清里高原のペンション「ゲストハウスミュー」のブログです♪
庭の薔薇たちや猫のこと、清里暮らしの日々を・・・・

世代交代

2013年03月27日 | 日記・エッセイ・コラム

Cimg4373 今日は桜の日だとか。色々な日があるものと感心する。昨日久しぶりに韮崎まで下りたら梅も椿も桜も咲きすっかり春だった。清里はやっとクロッカス・チオノドクサ・クリスマスローズが咲き始めたところなのに感覚がずれてしまう。

Cimg4374_2  ハンモックを吊る時にちょうど良い枝を出してくれていたイタヤカエデが、一昨年から枯れ始めていた。大きな木が倒れて大変な事故があったと聞いたので切ってもらうことにした。82歳の植木屋清水さんが1人で切ってくれた。
映画「先祖になる」の佐藤直志さんを思い出した。切り倒す角度を確認する時、木の太さに股を広げてその間から逆さに木を見ていた。1人でと心配したが思った角度にうまく切り倒してさすがと感心した。4本あるカエデの一番大きな木だったが、清水さんは「世代交代だな」と言っていた。
カエデは良い薪になるそうで、最後まで有難うイタヤカエデ!切り株の横に大山レンゲを植えてもらった。木も人も世代交代を繰り返して今に至っているのだな~と改めて思う。


生きる 2

2013年03月16日 | 日記・エッセイ・コラム

2本目に見たのは重い映画だった。その事件があったのは私が中学生のときで、今でも新聞に載っていた記事を覚えている。原作本:東海テレビ取材班「名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の半世紀」となっていた。彼(奥西勝さん)は一審で無罪。しかし、二審で死刑判決。昭和47年、最高裁で死刑が確定。獄中から無罪を訴え続けている。何度も繰り返されている再審請求と棄却。「どうして!」という思いで見ていた。証拠とされている事・物を一つ一つ科学的に再検証して「おかしい」と訴える弁護団の人たち。
なぜ裁判官は再審の請求さえ何度も何度も棄却してしまうのか。疑わしきは罰せずではないのか。正義はどこにあるのか。犯人にされてしまう恐ろしさ。裁判所は正義の味方ではないのだ。裁判官は信頼できないのではないか。等々を思った。真実は必ずあるはず。
半世紀も拘置所に閉じ込められ、毎朝・毎朝、今日処刑されるのではないかという恐怖。86歳の奥西さんに一日も早く再審の道が開かれる事を祈る。彼の息子さんは62歳ですでに他界と。息子さんの人生もどんなにかと思う。
奥西さんが61歳の時に「一緒に再審請求をしましょう」と川村富左吉さんという支援者が現れた。この事件を調べていておかしいと思われたそうで、こう言う人が居られたことに安堵した。川村さんも平成17年に病に倒れて、奥西さんとの約束「塀の外で晴れて握手をしましょう」を果たすことなく亡くなられた。
私に何が出来るのだろう。取り合えず「一刻も早い再審開始・奥西勝さんの釈放を求める要請書」に署名をしてきた。


生きる

2013年03月14日 | 日記・エッセイ・コラム

先週、確定申告書も提出、味噌も仕込み終わり、土曜日なのにお客様なしだったので同窓会に上京した。幹事が前日返事でもオーケーしてくれたので、渋谷ハチ公前6時50分ごろ集合。久しぶりの人混み、若い人が多い中に覚えのある顔があった。出席したのは9名。私にとって同級生は田舎の高校生に戻れるようで気楽でよい。
 今回も同窓会の前に「先祖になる」、翌日「約束」「二郎は鮨の夢を見る」と3本の映画を見て帰ってきた。77歳・86歳・87歳の男性がそれぞれ主人公のドキュメンタリーと1本は半分ドキュメンタリーというか死刑囚が主人公のため仲代達矢が演じていた。
 「先祖になる」は陸前高田市で農林業を営んでいた佐藤直志さん。震災の大津波で家を壊され、長男は消防隊員でお年寄りを背負って逃げる途中波にのまれてしまった。77歳の彼がもとの場所に家を建て直すまでの1年6カ月を撮ったドキュメンタリー。キラキラした彼の眼と生きて行くとはこう言うことなのかと。人は何があってもこうやって立ち上がりいまに至っているのだと思った。


あららららぁ・・・・

2013年03月04日 | 日記・エッセイ・コラム

Cimg4349 Cimg4344 Cimg4352 Cimg4353 やはり2月は逃げるように過ぎてしまった。昨日は雛まつり。久しぶりにチラシ寿司を作った。
今朝、庭でスノウドロップが咲いているのを発見。雪の下で気がつかなかったのだがこの所の暖かさで雪が解けて見つけられた。マンサクの花芽も膨らんでいた。季節は必ず巡り来るものとうれしかった。
今夜も予報通り雪が降り始めた。中央道須玉~小渕沢間は速度制限とか。

2日北杜市で開催された「第8回GMOフリーゾーン全国交流集会」に参加した。遺伝子組み換え作物(GMO)を栽培していない(フリー)地域を意味する「GMOフリーゾーン」。ヨーロッパで始まったGMOフリーゾーン運動は世界中に広がり、日本でもフリーゾーン宣言が相次いでいるということだった。日本にはアメリカやカナダから遺伝子組み換えされた大豆やトウモロコシ・菜種が輸入されている。遺伝子組み換えでないと書かれている品を買うようにしているが、安心できない食物は要らない。被害が出てからでは本当に取り返しがつかないことは、日本では学習しているはずである。