清里の空はご機嫌な空のことが多く、
その空の色は「清里ブルー」と呼ばれています。
ラジオを聞いていたら、アルフレッド・ハウゼ楽団の「青空」をやっていました。
この曲を聞くと思いだすことがあります。
小学生の頃、友達と蓄音機を持って野原に行き、レコードをかけて踊っていました。
とても気持ちの良い時間でした。
その時かけていたのが、「青空」と「女学生」でした。
それがタンゴというものということも知りませんでした。
友達の家は年の離れたお兄さん達がいて、レコードや蓄音機のある裕福な家でした。
テレビも何もない時代の小学生は、タンゴをかけて遊んでいたなんて、
今思うと素敵なことだったと思います。
予報通り寒波がやって来ました。
この何日間か、顔が冷たくて目が覚めると部屋の温度計は2度を指しています。
寒~い寒~い毎日です。
朝変えてやったナナの水も猫たちの水も日中なのに凍ってしまいます。
201号室のお湯が出ません。
どこかが凍っているのでしょう。
お客様はありませんが、薪ストーブを焚き、石油ストーブもガスストーブも焚いて
家を温める毎日です。
そう言えば、去年も今頃一晩家を開けたら、大変なことになっていました。
お客様のないこの季節、どこかに出かけたいと思うのですが、心配で出かけられません。
故郷・飛騨はすごい雪と聞きました。
清里の雪はチラチラ程度で雪掻きの心配はありませんでした。
ロウバイが小さな蕾をつけています。
寒さに負けないで咲いてくれるでしょうか。
今年も暖かくて穏やかな良い三が日でした。
毎朝、朝焼けの富士山が見えて幸せな年の始まりです。
毎年お出でくださるお客様とお互いに元気で新しい年を迎えることができました。
お正月が来るワクワク感はいつからなくなってしまったのでしょうか。
気が付けば、31日からずるずるとお正月に時間が移っていました。
この何日間かおせち料理作りに追われて、時間に止まって欲しく思いました。
お客様のおせちを食べながらのおしゃべりや、笑い声を台所で聞いていると
大変なことは忘れてまた頑張って作ろうと思いました。