庭に出るととても良い香りがします。
百合たちが咲き始めたのです。
オニユリ・山百合・カサブランカなどです。
山百合は清里に来て初めて知りました。
山百合は弘法坂の崖の所にも咲いていて、野生なのに
あまりにも豪華な花でびっくりしました。
子供の頃オニユリは畑や庭で咲いていて、あのぶつぶつが何か
気持ち悪く思っていました。
私の中で百合は「ささゆり」です。山のあちこちにポツンポツンと
白いものが見えると、それが「ささゆり」でした。
両手いっぱいに取って、部屋に飾りその匂いに包まれて
眠るのが好きでした。
写真を載せて姥百合が咲くのを楽しみにしていると
ブログに書いたことが有ります。
蕾とばかり思っていたのが咲いているのだと、ブログを見た方から
教えられました。姥は地味なんですね。
田舎の山に今はあまり「ささゆり」はないと聞きました。
今咲いている薔薇たちの花びらを食べる憎いやつがいます。
コガネムシの一種でしょうがキラキラ光る羽を持っています。
美しい花びらを食べて自分の美しい羽根に変えているのでしょうか。
桔梗が咲き始めました。
去年は「わ～素敵ね～」と言われたのが風知草でした。
今年の主役は真っ赤なベルガモット。車で通りかかった人からも良く目立って綺麗と
声をかけてもらいました。
ツリバナの木下に去年も咲いていたのですが、ツリバナの木が枯れて
切ってしまったので、目立つようになったせいもあります。
今咲いている所に植えた覚えがありません。
今の場所が気に入ったのでしょう、いつの間にか群れて咲くようになりました。
和名 松明花（たいまつばな） 花も丈も大きく良く目立ち、そして良い香りがします。
あっという間に7月半ば。
「あら！どうしましょう」お料理の先生の口真似です。
でも本当に、何ということもせずに夏になってしまい、
どうしましょうです。
薔薇も盛りを過ぎて、オカトラノオ・ハタザオキキョウ・クガイソウ
（九蓋草…苦界草と思い込んで、何でこんな名が付いたのかしらと長く思っていました)
チダケサシ（アスチルベ・・ピンク）とトリアシショウマ（白）色違いの同じ種類
と思っていましたが、「野草ハンドブック」を持って庭でよく見ると違いが判り正式名称も
わかりました。いつもいい加減なのですが、こんな風にちゃんと解るのも嬉しいものです。
