ナナの家を新築した。みなみらんぼうさんが言うビルダー大山さんに作ってもらった。7月ごろから床が半分落ちかけて気になっていたのだが、夏だからまあいいやとそのままにしていた。この冬は何とかしなければとJマートで見ていたが、これと思うものは値が高く悩んでいたら、Jマートより安く作ってくれると大山さんが言うのでお願いした。入口は風がまともに入らないように端のほうに開けてもらい、屋根は長くして雨の日濡れないで餌が食べられるようにしてもらった。少し入口が小さくナナが入るかな~と思っていたが、大丈夫!気に入ったようでゆったりと寝ていた。朝日のあたる日は小屋の前でのんびりと日向ぼっこをしている。チロが何年か使っていた前の小屋はナナには少し小さかったのかもしれない。
5年ぐらい前になるだろうか、北海道の浦河に住む精神障害者といわれる人たちの日常を撮った「べてるの家」のビデオを見る機会があった。見終わっていつか「べてるの家」を訪ねてみたいと思った。思いは叶うもので、2日から3泊で北海道に行ってきた。浦河のべてるの家を訪問することをメインにして、襟裳岬の夕日・帯広名物の豚丼・花畑農場の生キャラメル・富良野・旭山動物園と盛りだくさんの旅だった。 国分寺に住んでいたころのボランティア仲間が企画してくれて充実した4日間だった。べてるの家では6月に「当事者研究全国交流集会」というのがあって基調講演に佐藤初女さんがお見えになったそうだ。9月28日に清里の聖アンデレ教会に佐藤さんがお見えになってお話を聞いたばかりだったので、87歳の佐藤さんがここにもと思い胸が熱くなった。浦河は病気のことを隠すことなく暮らしていける町になっていて、どこの町もそうなる日が来るといいな~と思った。