ミューのガーデン日記

八ヶ岳南麓清里高原のペンション「ゲストハウスミュー」のブログです♪
庭の薔薇たちや猫のこと、清里暮らしの日々を・・・・

3月30日〔水〕〔風強し〕庭仕事          

2005年03月30日 | 日記・エッセイ・コラム
明日で3月も終わるが、なかなかふんわりと暖かい春がこない。
庭ではクロッカスとやっと福寿草が咲き始めた。
福寿草は去年この辺の野生の株を10株ほど買って植えたのだが、
なかなか出てこなくてだめだったかと諦めかけていた。
水仙の蕾も膨らんできた。ルピナス、チオノドクサ、鯛つり草も芽を出している。
去年植えたサンシュユが黄色い蕾が膨らみもうすぐ咲きそう。
今日は山椒の木を植え替えようと掘ってみたが、根が他の根と絡んだりで掘り起こせず失敗。
そうそう薪割りもした。丸太のままのは力不足か割れなかったが、半分に割ってあったのはスパッと割れて気持ちよかった。


3月22日〔火〕〔くもり〕秘密の花園

2005年03月22日 | 日記・エッセイ・コラム
高校時代の友人から『「秘密の花園」よむ~』と、突然電話があった。「秘密の花園」時々思い出していると言うと、今なの今読ませたいといって送ってくれることになった。だぁ~い好きな本だった。一週間ほどして新潮文庫のその本は送られてきた。
読み始めると私は、飛騨の山奥の「青蔵ー」とからかわれていた青白いやせっぽっちのそばかすの少女になっていた。夢中になって読んだ。今、今読ませたいといった友人の言葉がよ~くわかった。『緑色のとんがった芽が土を押しのけて出てこようとしている・・・・・』今ミューの庭はまさにこの通りなのだ。万年青の緑しか目につかなかった庭に、緑色のとんがった芽があちらに一つこちらにという具合に少しずつ増えている。少女の頃はストーリに気を取られていて、自然の持つ力や人も自然の一部ということに気が付かなかった。「野に帰ったバラ」と同じような思想を感じる。老眼鏡をかけながら夢中で読んで、わくわくどきどきできた自分がなんかーうれしかった。冬枯れの山や庭は魔法にかけられた秘密の花園なのかもしれない。


3月14日〔月〕〔晴れ〕春は名のみの~

2005年03月14日 | 日記・エッセイ・コラム
Cimg0029寒いと思っていたら3時ごろ雪がちらちら舞っていた。先週、高速バスの停留所から南アルプスを見ていたら薄紫の早春の色だった。あーもう春なんだーと思っていたのにこの寒さだ。このところ1日おきに2本も映画を見てしまった。甲府と新宿で「ハウルの動く城」と「きみに読む物語」だ。時間の関係でこの2本になってしまったのだが,「きみに読む物語」は新宿で平日11時なのに並んで開場を待った。若い人から年配の人まで男性もちらほらで、心がぽっと暖かくなる気がした映画だった。庭に一番に咲くのがスノウドロップ、次が野水仙で土の中から蕾をつけてズンズンニョキニョキと伸びてくる。


3月8日〔火〕〔晴れ〕   おもいで

2005年03月11日 | 日記・エッセイ・コラム
 チロはオスということで拾った人から家に貰われてきた。子供達と片足あげておしっこしないねーなど言っていたら、ある日おちんちんがないことがわかった。もっとかわいい名前にしてやればよかったと思う。散歩に行く時、綱を上下に振ると飛び跳ねてスキップした。家から5メートルぐらい往きと帰りにスキップしていた。「チロのうれしい・うれしい」となずけていた。清里に来てからもそれは続いて、後ろ足が弱ってもスキップしようとしていた。チロもういいよといっても、雀百まで踊り忘れずなのかいじらしかった。チロは味噌汁かけご飯が大好きでドッグフードが嫌いだった。味噌の効用が言われているが、そのせいで長生きしたのかと思う。
思い出は尽きないが、チロ!本当にありがとう。


3月1日〔火〕〔晴れ〕 19年

2005年03月11日 | 日記・エッセイ・コラム
062061 今朝、チロが死んだ。27日から何も食べなくなり水も飲めなくなっていた。立つこともできなくなり、抱っこして日中は土手の下の風のあたらない陽だまりに連れて行くと、枯草の上で気持ちよさそうに眠っていた。骨と皮にはなっていたが抱き上げると本当に軽くなっていた。何も食べなくなり身終いをしているんだと感じていた。捨て犬だったので何月生まれなのかよくわからないが、もうすぐ我が家に来て19年だった。家族みんなが何も言わないチロにずいぶん助けて貰った。清里に来てから毎朝ちょこんと座って富士山を見ていたチロを思い出す。