チビ太親子はあのまま居ついて、相変わらずご飯の時だけ早く早くと
催促するが、懐かず一定の距離を保つてミューの周りで暮らしている。
チビ太ママのお腹が大きくなっているのは気付いていたが、どこかへ
行って生んでくれることを願っていた。
今日3時頃、庭を歩いているチビ太ママを見かけた。
「あれ!お腹が小さくなっている」どこで生んだんだろうと思って、
チビ太が冬を越せるようにと用意してやった段ボールハウスを見ると
中は見えないがミュウ・ミュウと小さな声が聞こえる。チビ太が周りをうろうろしている。
ママは居ないようだった。どうしたものか、悩んでしまう。
何年か前に薪小屋に4匹の子猫を連れてきて育てていた猫がいた。
しばらく楽しませてもらったが、そのうち引っ越していった。
チビ太ママもそうしてくれないかなぁ。
ムムがいなくなって寂しくはあるが、ほっとしているところもある。
やはり命あるものはいつも気がかりである。
夕方、一応今日は特別な日だろうと思って、いつものカリカリに缶詰を奮発してやった。
いつもママはチビ太が食べた後で食べているが、缶詰チビ太はママの分残したかな~