11日は雪の舞い散る寒い日で、翌朝までの停電は思いがけない被害をもたらした。給水ポンプは「故障」のランプがついて動かず水が出なかった。復帰ボタンを押しても駄目でどうしょうかと焦った。動力の電源を一度切ってもう一度入れたら復帰ボタンも作動して一安心。家の中にいたらザ~ザ~と水の流れる音と湯沸かし器が作動している音がする。あわてて外に出てみると湯沸かし器が破裂してお湯が外に流れていた。7台ある湯沸かし器が、破裂までは行かなくてもみんな使えなくなっていた。一番大きいお風呂用の湯沸かし器だけは大丈夫でホッとした。ガス会社に電話したら、清里一帯で湯沸かし器が壊れて順番に回っているからとのことだった。
被災地を思えばこんなことで大騒ぎしてとは思うが、今ここで生きているのだからと自分を納得させる。テレビを見ていたら津波で流されたが助かったという男性が「こんなんだったら死んでしまえばよかった・・・・生きているということは何かをしろということだろうと思って」と言っていたことが心に残った。