メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

雪の日の特別なサンドイッチ

2019-02-21 08:06:01 | 家族

まあまあ、ここワシントンはまさかの大雪です。

 

だいぶ前の同じような雪の日に

家を出たところですってんころりん

かなり華やかに滑って転んで左腕を骨折した身

もう何年もたつのに、今だにメイおばさんの左ひじには

何本もの釘のようなメタルが埋め込まれています。

 

以来、空港で金属探知機が鳴って

それ〜っ、怪しいものだ〜っ!!と

逮捕でもされるのではないかとビクビクです(笑)。

 

そんな時のために旅をする時には

アメリカのドクターが書いてくれた

「この人は怪しいものではありません。ご覧の通りただドジなだけです。」

のような証明書をパスポートと一緒に持ち歩いているメイおばさんです。

 

それにしても

 

「雪やこんこん あられやこんこん

 ふってもふっても まだふりやまぬ

 犬はよろこび庭かけ回り

 猫はこたつで丸くなる」

 

とはよく言ったもので

メイおばさんがこれを書いている部屋の窓の向こうに見える

ドッグラン(ワンちゃんの遊び場)では

寒さを我慢している(だろう)飼い主さんたちなど気にもとめずに

いつもよりもずっと元気よくワンコたちが走りまわっています。

 

で、でも

メイおばさんは雪の上を走り回るなんてこと

で、できるはずがありません。

歩くのだって怖いぐらい。

何年前かのすってんころりんの骨折は

今だにメイおばさんのトラウマですからね(涙)。

 

そんなメイおばさんを知り抜いているメイおじさん

頼んだわけでもないのに

「ちょっと新聞を買って来る」などと言いながら外に出て

なんとサンドイッチを買って来てくれましたよ。

 

と言ったって

何も特別高級なお店に行ったわけでもなく

ご近所のコンビニのような所ですけれど

こういう優しさって嬉しいもんですよね

何年、何十年たったって。

 

不思議なもので

高級ホテルのティールームでいただく

お上品で、美しくて、繊細なサンドイッチより

「ありがとう!」と言って大口を開けて

雪景色を見ながらがぶりと食べるこんなサンドイッチの方が

時として、美味しく感じたりもするのですからねえ。

 

 

 



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