メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

オリーブオイルとギリシャサラダ

2016-02-19 10:34:11 | オリーブオイル
お日様がテーブルクロスの上でゆらゆらと踊るような
明るい日差しに恵まれた昨日の女子会は


「ムサカの作り方を教えて!」

というご要望にこたえて、ギリシャ料理となりました。
ランチですから軽めに行きました。

前菜はジャジキ(ヨーグルトとキュウリのディップ)と
タラモサラタ(タラコのディップ)
そしてスパナコピタ(ほうれん草とフェタチーズのパイ)

サラダはホリオティキサラタ(田舎サラダ)
メインがムサカ(茄子と挽肉の段々重ねのグラタン)
デザートはクレタ島のお菓子、メロマカロナ(蜂蜜と胡桃とオレンジのクッキー)

またいずれレシピをご紹介しますけれど
今日はまず「サラダの部」から。

こんな簡単なサラダがあっていいものでしょうか。
それなのにこんな美味しいなんてあり?


トマトとキュウリと玉ねぎとピーマンを適当に切って
フェタチーズの賽の目切りと黒オリーブを散らして
トッピングにオレガノをパラパラと。


それだけです。
ドレッシングは作りません。
その代わりにオリーブオイルとワインビネガー
塩と胡椒をテーブルの上に置いて
皆さん、勝手にやってくださいね、というギリシャ式。

こういう時はなるべくいいオリーブオイルを選びたいもの。
とはいうものお味見をして買うわけには行きませんから
当たるかどうかはまるで宝くじ(笑)。

とはいえ、なるべく勝率を上げるためには
つぶさにラベルをチェックして情報を取得します。

そして万一外れた時のために、少なくとも2種類を買うようにします。
ちなみに言えば、高いから美味しい、安いからまずいわけではありません。

たとえば今、メイおばさんのキッチンにあるのはこの3つ。


一番左は、オーガニックのアンフィルター。
つまり濾過をしないで瓶詰したものです。
イタリアとスペインとギリシャとチュニジアとキプロスのオイルをミックスしてイタリアで作ったんですって。

真ん中は、ギリシャのクレタ島のオイルです。
クレタで収穫したオリーブの実を絞って、クレタで瓶詰しています。
表に「ROBUST」と書いてあるように、けっこうガツンと来る味です。

そして一番右は、カリフォルニアのオイルです。
輸送費があまりかかっていないせいでしょうか。
この大きさでわずか8ドル45セントです。

感心したのはこのカリフォルニアオイル
表のラベルに11行にもわたって説明が書かれているのです。

「良いオリーブオイルの基本は新鮮なオリーブの実を絞ることです。このオイルはカリフォルニアで収穫されたアルベキーナ、アルボサナ、コロネイキ種を使って収穫後素早くコールドプレスで搾油したものです。その結果、まろやかで、スムースで、バターのようで、青バナナと白胡椒を合わせたような香りがします。どんな料理、どんなドレッシングにもお勧めです。」

ここまでの情報を瓶に貼ったラベルに書き込んでいるなんて
なかなか見上げた根性じゃありません(笑)?
買ってみたくもなりますよね。
実際テイスティングをしてみたらなかなか良いオイルでした。

今回、ギリシャのサラダには
単純に真ん中のギリシャのオイルを選びましたけれどね(笑)。

ところでこれを見てください。
スーパーの棚に並んでいたこのギリシャオイルですが


裏を見たら、、、、、


右は賞味期限が2017年5月5日なのに
左はなんと2016年2月2日じゃないですか。
もう過ぎてますよ~。

もっとも過ぎたところでそう急に品質が変わるわけでもありませんが
やっぱりどうせ買うなら新しい方がいいですよね。

ところでいくら新しいのを買ってきても
こんな風に直射日光の当たる所に置いていたら
どんどん酸化して「おばあさん」になっちゃいますからね。


日の当たらない場所、暑すぎず寒すぎずの場所に置いてくださいね。
そしていったん蓋を開けたらなるべく早く使い切ること。

メイおばさんは1か月を目安にしています。
もっともいったん蓋をあけたら1か月なんて持ちやしませんけれど。
あな恐ろしや、今回だってリクエストのあったムサカを作るだけで
軽く1本空になっちゃいましたよ(涙)。

読んでくださってありがとうございました。
ランキングの方もどうぞよろしくお願い致します。
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