シアトルでもワシントンDCでも
通りがかればついふらりと中に入ってしまうのが
キッチン用品の店「Sur La Table」です。
「Sur La Table」とはフランス語で「テーブルの上で」という意味。
その名の通り
キッチンや食卓で使いたくなるものがたくさん並んでいて
何度ウロウロしてもワクワクします。
日本では出会えないような面白雑貨や
手抜きグッズもあったりして
料理好き、キッチン好き、手抜き好き(笑)にはたまりません。
こんな物まであります。
お豆腐キットです!
箱の中には説明本と豆腐の型
濾し布とオーガニックの大豆が入っています。
あとは、大鍋とブレンダーとザルとレモンが1個あれば
おいしいお豆腐が1時間でできるんですって!
思い出します、はるか昔のお豆腐作りを。
今でもあるのでしょうか、あの頃はハウス食品の
たしか「本とうふ」という名前の便利なものがあって
鍋に湯を沸かして白い粉を入れて
ぐるぐるかきまぜて
最後に添付の「にがり」を入れて器に移し
冷蔵庫に入れておけば簡単に豆腐ができました。
きちんと大豆の香りがするお豆腐でした。
スーパーで買ってきた安い豆腐よりもずっと「お豆腐」でした(笑)。
最初の赤ん坊はヨーロッパで育てましたので
離乳食にはとても便利でしたし
お客様にふるまう日本料理の一品としても大人気でした。
もちろん現地では手に入りませんから
日本の母に頼んで船便で送ってもらいました。
それが今では、こんな豆腐作りキットが
アメリカでも売られているんですからね。
時代は進歩したもの。
お豆腐文化も広まったものです(笑)。
いえいえ、それどころではありません。
というか、その必要もありません(笑)。
スーパーに行けばこんな具合なんですもの。
アメリカの全国紙「USA TODAY」が1986年に実施した
「大嫌いな食べ物アンケート」で
堂々トップの座に輝いたのが「TOFU」だった時代から思えば
まあまあ、アメリカ人の食生活もなんと変わったものでしょう。
つまり、それだけ健康に関心を持つようになったのでしょうか。
アメリカのFDA(食品衛生局)が1999年に発表した大豆の効能
「大豆はコレステロールを下げる!」などというのも
一役買っているのかもしれません。
今では「TOFU」を知らない人はまずいないでしょうし、
大きな本屋さんの料理コーナーには
「TOFU料理」の本がたくさん並んでいます。
と、言っても最近は本屋さんの数がどんどん少なくなって
本屋さん自体を見つけるのが大変になってしまいましたが(涙)。
ならばと、Amazon USAで調べてみたら
なんと20頁にもわたって「TOFU」の本がありました。
今や「TOFU」も「MISO」もすっかり英語として
そして食材として定着したようです。
読んでくださってありがとうございました。
ランキングの方もどうぞよろしくお願い致します。
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