メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

メアリー・ポピンズのヨークシャー・プディング

2016-04-21 23:10:12 | イギリス
「どんなに簡単かは明日お伝えしますね。」

などと大見得を切ってしまった昨日に続き
「簡単な」ヨークシャープディング(Yorkshire Pudding)の作り方を。


用意するものはたったこれだけです。

小麦粉 1.25カップ
塩 ひとつまみ
卵 1個
牛乳 1.25カップ
ローストビーフの焼汁大さじ1杯 あるいはXXXXXX

そして作り方の手順もたったこれだけ。

1. オーブンを210~220度に熱します。

2. 小麦粉と塩をボールにふるい入れ、真ん中にくぼみを作って卵を割り落とします。


3. そこへ牛乳をすこしずつ注ぎながら、小麦粉と混ぜ合わせます。


4. 涼しいところで1時間ねかせます。

5. 天板または型にローストビーフの焼汁を塗ります。*

6. ねかせておいた記事を天板または型に注いでオーブンに入れ、25分焼きます。


実はこれ、メアリー・ポピンズさんのレシピです。


ほら、あの傘をさして空から飛んでくる。
そのポピンズさんがこんなことを言います。

「私はこれを四角く切り分けてローストビーフにそえます。」

この本「Mary Poppins in the Kitchen」のレシピときたら
どれもかなり大雑把で簡単なのですよ。
まさにメイおばさん向き(笑)の楽しい料理本です。

メアリー・ポピンズは天板に流し込んで焼いてから
四角く切り分けるように言いますけれど
メイおばさんはちょっと違ったやり方で作りました。
ほうら、こんな風な型を使ってね。


そしてローストビーフの焼き汁の代わりにXXXXXXを
型の底にちょっと大目に塗りました。

だっていくらローストビーフに付き物だからと言って
ヨークシャー・プディングを作りたい時に
いつもいつもローストビーフを焼くわけには行きませんものね。

「XXXXXX」とはこんなもの(笑)。


オリーブオイルにビーフブイヨンパウダーを振り入れました。
焼いているうちにパウダーがオイルに馴染んでくれますからご心配なく。
なにしろヨークシャー・プディングそのものが
きわめて単調なものですから
ブイヨンパウダーで味にアクセントをつけるのは
なかなかのグッドアイディアだったと思います。

ちょっとパンがほしいけれど
買いに行くのも面倒くさい
などと言う時に、ちょこっと焼けるところがいいですね。


次はグラニュー糖を加えて
うす甘いヨークシャー・プディングを
おやつ用に焼いてみようかなどと思っていますが

甘いヨークシャー・プディングなんて

「そんなもん、ヨークシャー・プディングではありません!」

とばかりに
ただでさえおっかないメアリー・ポピンズに叱られることでしょうね(笑)。

読んでくださってありがとうございました。
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