メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

「娘の味」に挑戦してはみたものの

2015-07-29 23:52:27 | 食文化
「おふくろの味」と聞けば
なんとなくせつなく懐かしい。

料理上手な父親のもとで育った我が家の子供たちが思い出すのは
もしかしたら「おやじの味」なのかもしれませんが(笑)。

そして昨日
メイおばさんが「渇望」していたのは
なんと「娘の味」なんです(笑)。

「おふくろの味」も「おやじの味」も「娘の味」も「息子の味」も
みんなあり。

好きか嫌いか、得手か不得手かはあっても
料理に境界はありませんからね。
誰が作ったっていいのです。

日本を離れる前日
留守中の諸々のことを頼みがてら
娘の家に行きました。

「どうせならお夕飯食べていかない? 何がいい?」

と聞かれて
考えるより先に言葉に出てしまったのが
「大根カレー」!

娘の作る「大根カレー」が大好きなのです。
炊飯器ではなくお釜で炊いてくれるご飯も好きなのです。

作って待っていてくれたのは

「大根カレー」と


「ニガウリのお浸し」と


「自家製しめ鯖」


「しばらくいなくなるから日本食がいいかと思って、、、、」

持つべきは 料理上手の こどもかな
なんていう下手な川柳がつい口を出そうになりましたよ(笑)。

そんな「おふくろの味」ならぬ「娘の味」が懐かしくて
昨夜、母は作ってみたのでありました。
けれどもどこかが違うのです。
見た目も明らかに違います。

ほら、これが娘の「大根カレー」でしょ。


これがメイおばさんの「大根カレー」


軍配は明らかに、言うまでもなく(笑)。

メイおばさんの「大根カレー」は
「DAIKON」と呼ばれる細い大根もどきを輪切りにして
牛ひき肉とガーリックと一緒にオリーブオイルで炒め
カレー粉を振り入れて香りが立つまで炒めてから
ひたひたの水、お醤油、味醂とお出しを加えて煮込んでみたのです。

ま、それなりには美味しかったのですが
やっぱり今度ちゃんと娘に教えてもらわねば、の味でした(泣)。

しかも色彩的に完全に失敗しました。
ちょっと良いマグロを見つけたので照り焼き風にし

お豆腐の上にキュウリとピーナッツソースをのせて

ズッキーニの味噌汁も作ったのですが

み~んな茶色ぽくって、見栄えが悪い(涙)。


味覚、嗅覚だけでなく視覚もだいじなことぐらいわかっているはずなのに
こんな茶色づくしでは、ちっとも美味しそうにみえません。

失敗、失敗、大反省。



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