メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

緑々のスープたち

2015-07-16 08:23:49 | レシピ
昨日は赤々でしたので
今日は緑々にしましょうか(笑)。

夫さんがスープ大好き人間ですので
手を変え品を変え、いろいろなスープを作ります。

チャウダーやミネストローネだの具だくさんのスープもあれば
ポタージュタイプもコンソメタイプもあります。

ギリシャの伝統的な「アブゴレモノスープ」(玉子とレモンのスープ)もしばしば登場します。これについてはどこかできちんとご紹介させてくださいね。我が家では人気スープのひとつです。ゲストディナーにお出ししても、まず皆さん喜ばれます。

先日、1888年創立という由緒あるシアトルの社交クラブ
「The Rainier Club」(レイニア倶楽部)のダイニングルームに行きました。


メイおばさんが試してみたのは「冷たいキュウリのスープ」です。
これがなかなか美味しくて、、、、、
単純な味なのですが、この季節にはぴったりなんです。


翌日早速まねをしてみました。
キュウリをトントン粗く刻んで
スープストックとギリシャヨーグルトのプレーンを加えながら
バーミックスタイプのブレンダーに入れてアップ&ダウン。

塩&胡椒とディルを少々。
お味見をしてみたら
う~ん、味は悪くないのですが、キュウリのパルプがひっかかります。

ちゃんとしたブレンダーならよかったのでしょうが
まだこのオウチ、キッチン用品が完全にはそろっていないんです(涙)。
バーミックスタイプの限界でしょうかねえ。

仕方なくザルで濾しましたよ。

まるでメイおばさんじゃなくてメイお婆さんになったみたい(笑)。

そして冷蔵庫で冷え冷えにして
テーブルに運ぶ前にキュウリの輪切りを浮かべてみました。


本当は、レイニア倶楽部のようにしたかったのですけれど

ヨーグルトが沈んじゃって(涙)、駄目でした。

このスープ、いっさい火を使いませんので、スープというよりは爽やかジュース?

もう一つ、最近よく登場する緑スープが、ほうれん草のスープです。
暖かくしても


冷たくしてもおいしくいただけます。


ルネサンス時代のレシピなので、とてもシンプル、そしてヘルシー。

元々のレシピはヘーゼルナッツを使うのですが
最近はアメリカでも日本でもヘーゼルナッツが手に入りにくくなって
メイおばさんはクルミを使ったりしますが
実は実は、、、、、

ちょっと塩味のついたピーナッツが一番いいことに気づきました。
いまいち単調なスープにちょっとパンチを聞かせてくれますし
何しろお安い!!(笑)。

1. 茹でたほうれん草をペースト状にします。
2. 鍋にバターを溶かし、小麦粉を加えてよく混ぜます。
3. かき混ぜながら牛乳と生クリームを加えなめらかにします。
4. そこへほうれん草のピューレを加え、かきまわしながらチキンブイヨンを注ぎ、ナツメグをふり入れます。
5. 時々かき混ぜながら5分ほどとろ火で煮てください。
6. 器に盛り付けた後、砕いたナッツを散らします。

冷たくしていただく時には、器に盛る前に十分冷蔵庫で冷やしてくださいね。
おおよその目安を書いておきますけれどこれはほんのご参考。
4~6人分です。
どうぞ皆さまのオリジナルを作ってみてください。

□ほうれん草 約1.5キロ
□バター 室温に戻し小さじ2杯
□小麦粉 4分の1カップ
□牛乳 2分の1カップ
□生クリーム 2分の1カップ
□チキンブイヨン 5カップ
□ナツメグ 小さじ1杯
□ヘーゼルナッツ、ピーナッツ、クルミなど 4分の3カップ

Bon appétit!

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