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2013年10月07日 | 読者へ
 今日10月7日の朝日新聞朝刊の一面の中央に、植樹している人々のカラー写真が載っています。「鎮魂2万本、防災林に育て」という見出しの字があります。

 朝日新聞はなぜか書いていませんが、これが「命を守る森の防潮堤」運動です。宮脇昭さんが提唱し、多くの人が賛同して、昨年から着実に進んでいます。

 この運動に背を向けて、クロマツ防潮堤を作ろうとしている変人もいます。わが静岡県の川勝知事と浜松市の鈴木康友市長です。今日から、そのクロマツ防潮堤の「堤」のための土を運ぶ作業がはじまりました。次の記事は中日新聞のものです。

──浜松市沿岸部の防潮堤整備で使う土砂の運搬をめぐり、同市は6日、土砂を運び出す天竜区阿蔵山(あくらやま)周辺の住民から運搬の開始について同意を得た。7日から搬出を始め、当面は1日に最大50台の10トンダンプが定められた経路を通行する。

 市は6日、阿蔵山の地元住民15人を対象に説明会を開き、掘削する場所や騒音対策を説明。住民から「搬出開始は時期尚早」などの意見が出たため、その場では同意を得るに至らなかった。

 説明会終了後、市幹部が対象の住民を戸別訪問し、説得を続けた結果、搬出について了解を得た。阿蔵自治会の田村和史会長(63)は中日新聞の取材に対し「市と自治会、住民の協力の結果、地元の気持ちが整ったと受け止めている」と話した。

 市は最終的に1日300台のダンプを走らせる計画だが、この日の同意では1日最大50台での試験的な通行が認められた。搬出は原則平日のみで、通勤時間帯を避けて午前8時半~午後5時。阿蔵山を出発し、天竜川右岸の堤防道路などを通って約28八キロ離れた南区の海岸まで運ぶ。

 説明会を開いた市道路課は「防潮堤事業の意義を理解し、協力してくれることに感謝したい。本格的な搬出に向けて今後も丁寧な説明を続けていく」と話している。

 防潮堤整備事業は南区の2カ所で県による試験施工が始まっている。市は土砂の調達と地元調整を担当。市は9月上旬にも搬出を始める計画だったが、阿蔵山周辺で調整が難航し、1カ月近く搬出が遅れていた。(引用終わり)

 このクロマツ防潮堤の一部に宮脇理論に基づく「広葉樹の森」を作って、本当に命を守る防潮堤にしようとしている人々もいます。

    関連サイト

いのちを守る森の防潮堤

縄文楽校


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