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トラックで運搬できるバイオマス発電設備

2013年04月13日 | ハ行
 小規模分散型エネルギーシステム開発のクリーン・エネルギー・ネットワークLLP(福島県郡山市、増尾一代表理事)と日本大学工学部(郡山市)は5日、トラックで運搬できるバイオマス発電設備を開発したと発表した。食品などの残さが多く出る場所に移設できる利点をPRし、福島県の中小企業と連携して事業化を進める。

 開発したのは、食品や農業の残さを粉砕して発酵させ、生じるメタンガスでガスエンジンを動かして発電する装置。全長10メートルのコンテナに粉砕機や加水分解装置、発電装置などを組み込んだ。二分割して10トントラックで運搬できる。

 残さを1ヵ月に1500キロ処理し、100立方メートルのメタンガスを生み出せる。ガスエンジンの発電効率は29%程度を想定している。温度や処理速度などの条件に工夫を凝らし、発生ガスに占めるメタンガスの濃度を約70%と「従来の設備より10ポイント高めた」(増尾代表理事)という。

 ガスを取り出した後の液体はろ過し、不純物を固形化して肥料にする。ろ過後の液体は再利用するので「廃棄物をほとんど出さない」(同)という。福島県が開発費を助成したほか、川内村で今年度から始める実証試験も助成する。

(日経、2013年04月06日)

感想

 これはどういう使い方を想定しているのでしょうか。生ゴミの出た現場へ持って行って、そこでゴミを電気に替えて、電池に蓄電して、どこか必要な所で使う、という事でしょうか。それとも、現場に持って行って、すぐ使えるというのが特徴で、装置自体は原則としてその場に置いたままで、作った電気もその場所で使うというのでしょうか。農家などの家庭用ならこれでいいのでしょうか。

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