植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

今年こそ気合を入れ直して園芸もやりますよ

2023年01月04日 | 植物
何の気なしに昨年と同じ正月三日のブログを見ましたら、なんと「バラの剪定をやる(やった)」と書いておりました。毎年のことながら、昨年からの懸案事項の一つで、一連の剪定(バラ・桑の木・イチジク・ぶどう)が待っているのです。

昔から「貧乏人の節季働き」なんてぇ事を言いますな(笑)。いや怠け者の節期働きだったか(笑)。どちらにせよ、元旦から「篆刻」をやっているのです。2日も印を彫り三日目がバラの剪定であります。今の生活を貧乏などと言ったら本当に貧乏な人から怒られますが、貧乏性は変わらず、一日をのほほんと過ごすのが正月であってもなんとなく後ろめたいのであります。

そして昨日は午前中にブログと篆刻を終え(印の出来は全くダメで、いささか気落ちしております)、お昼も早々にして午後はじっくり園芸に没頭いたしました。

やるべきことは数多あるけれど、とにかく50本ちょっとのバラを腰の高さまで剪定する、ついでにまわりの木々も剪定しつつ雑草を抜きゴミを拾うというミッションであります。バラの剪定のやり方は家内と、近在にある「花菜ガーデン」の園芸の先生に習いました。丁寧にやるならウィルスまで完全消毒する専用の消毒液にバラ専用の鋏を浸し、「膝の高さまで」バッサリと切り詰めるのです。残った葉っぱは全部むしり取る、と先生に教わりました。

切り口には、通常バラなどに使う消毒兼保護のための癒合剤を塗ります。しかし、これは50本もバラがあると大変な手間がかかるのです。塗っても切り口から黒く病気になることもあるし、思ったほどの効果が期待できません。なので今年は省略としました。とりあえず元気な緑の大きな枝(大体直径3㎝以上)は伐らない、としております。無理に切り詰めてリスクを増やすより、「腰の高さ」で止めるほうが良かろうと勝手に変えています。それでも混みあった枝も切り、枯れこんだ枝も取り除くというなかなかの作業なのです。

あらかたのバラが終わって、ついでにムクゲ・ユキヤナギ・ネムノキ・グレビレアなどもバチバチと伐って約4時間の作業を終えました。90l入りのゴミ袋4つになりました。


まだ作業は始まったばかりで、今日は剪定したバラに①殺菌剤 ②殺虫剤 ③土中の害虫避けのダイアジノン ④寒肥(油粕・化成肥料等)を散布・施肥いたします。更に懸案であった「アイスクリームバナナ」に遅ればせながら防寒対策でボロ毛布を幹に巻きます。この植物は、バナナの中では耐寒性があるのですが、枯れ死しないこととバナナが生ることとは別であります。

毎年冬に地上部が枯れ梅雨頃にやっと新しい茎が伸び始めるので、結局「花芽」がつかないまま秋になってしまいます。この冬こそ、寒さや凍結から幹を守り、春にその頂部から新たな茎葉が出るようにと計画していたのがこんなに遅くなってしまったのです。

そんなわけで、とにかく今年は「植物園」の名に恥じぬよう頑張らねばと誓っているのであります。

1月に咲く冬の花は少ないのですが、現在開花中のものをどうぞ。
バラの花はすべて昨日切って落とし、お隣さんに差し上げました。


新春と言えばもうこの花しかありません。芳香漂う蝋梅であります。


室内ではシクラメン、ハナキリンが咲いています。

お終いは葉が白い毛で覆われた 「シンニンギア(断崖の女王)」であります。丈夫な植物で多分屋外でも冬越し可能だろうと思いますが、ウチのは一年を通じて廊下に置いています。本来なら4月頃から半年くらいぽつぽつ咲くのですが、お正月に咲いてくれました。

コメント
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