植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

これこそ ベリーグッド

2020年04月27日 | 植物
 夏野菜の植え付けが、おおかた終わりました。ジャガイモやにんにく、ホウレンソウなどが植わっている隙間や、果樹畑の開けたところにパズルのようにナス・ピーマン・トマト、オクラなどを植えました。
 メインは何といってもスイカです。他の野菜の収穫を待てずに狭いところに5本の苗を植えました。最近では小玉スイカの品種改良で甘くておいしい西瓜が出来ますので、これも混ぜて植えます。小玉スイカは花粉が無い品種もあるので、大玉と一緒に栽培するのが無難ですね。

さて、一休み、この時期は夢のような時間が参ります。
草イチゴがいっぱい実をつけているのです。
 このいちごは、里山や林に自生しています。子供の頃これを見つけては、口に放り込んだものです。よくへびいちごと混同されますが、蛇イチゴは実が固く無数の突起があります、もちろん食べられません。草イチゴは沢山の丸い粒が集まって熟すとぽろっと取れます。ワタシは森のルビーと呼んでいます。一つ一つの粒が真っ赤にきらきら輝きます。美味しいものは見た目も美味しい、というのが持論です。

 いつもいくゴルフ場にも、これが生えておりまして、見つけるとプレーそっちのけでこれをつまんでおりましたが、やはり血が騒いで、これを持ち帰って育てようと思ったのです。ラズベリーに分類され、ネットではいくつかの品種が出回っていますが、ネットではなかなか売ってません。田舎では棘のある雑草扱いですからね。

 何度か枯らしては持ち帰るを繰り返し、やっと根付いたのが4、5年前でした。元来強健で繁殖力旺盛な野生種ですから、その後株分けしながらマイガーデンのあちこちに増えていきました。一昨年までは、花は咲いても結実しなかったのですが、去年果樹畑の片隅の一群に待望の実が生ったのです。環境によるものか株の充実によるものかはわかりません。これで、他の場所に広がった草イチゴは一気に駆逐しました。何しろ地下茎でどんどん広がり、その茎の凶悪な棘が痛いのです。実が生らないイチゴには用がありませんから。
 そうして今年3mほどの幅に整理した草イチゴ畑にまばゆいばかりに実がつきました。7年に及ぶ努力と工夫が、まさに実を結んだのです(笑)
 カラスなど小動物に横取りされる危険があるので、ネットをかぶせております。
 
(クサイチゴ)


このみずみずしく、さわやかな甘さと酸味の果汁にプチプチとした食感がいいのです。あと1,2週間はワタシだけの楽しみであります。
 しかも、ワタシの記憶によれば「二季なり」、秋にも実がつくのではないかと思うのです。

 ベリー類と呼ぶものは、食べられる小さな実が生る植物を総称しています。サクラ科が多いようですね。ワタシは、恐らく10種以上栽培しています。

まもなく熟すのが、マルベリーです。桑の実ですね。カイコを育てる桑とは別種で、大きめの真っ黒に近い紫の実を付けます。これも大変に美味しい。手も口も紫色になります。ミネラル・ポリフェノール・アントシアニンなどを豊富に含んでいて生活習慣病の不安を抱えるワタシなどにはピッタリです。
(マルベリー)

これは、ご存知ブルーベリーの花。6月から7月にかけて食べられるようになります。
(ブルーベリー)

これは、一昨年に植えた「タイベリー」、ブラックベリーとラズベリーの交配種です。今だ食したことも見たこともありません。はじめて開花したので非常に期待しております。ブラックベリーは、以前から栽培しており大量の実が収穫できます。
(タイベリー)

最後は、もちろんイチゴ。以前何度かプランターによるイチゴの大量栽培にチャレンジしましたが、ナメクジなどの食害が甚大で、ハウスでの水耕栽培などにはとても敵わないので諦めました。適当に地植えしたりしたのは野生化して、気が向くと実がついたりしています。これは、久しぶりに苗を買って鉢植えにしたものです。

これ以外にも、ジューンベリーやらシルキーベリー、昨年植えたモミジイチゴなど様々なベリーに花がつき、順調に育っております。まさにベリーグッドでありますな。





コメント
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