植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

名医が語る コロナ対策

2020年04月14日 | 雑感
 昨日は酷く冷たい雨でした。いつものクリニックにお薬を貰いに行ってまいりました。案の定、待合室は数人が離れて腰かけているだけで、ガラガラでした。正面には消毒液が置かれ、入り口の自動ドアは開け放たれていました。
 しかし、やはり、恐怖感は拭えません。この診察待ちのがらんとした空間に、恐らく延べ何十人かの感染者が来ていたのではないかと疑ってしまうのです。病院に行くことが躊躇われることが、今回の肺炎の恐ろしさを物語ります。

 ワタシのかかりつけのドクターは、この平塚市で何本かの指に入る名医であります。とはいえ他に多くの先生を存じているわけではありませんが、少なくとも今までの人生で診て頂いたお医者さんの中では、間違いなくトップスリーに入ります。


この写真のメモは、巷間出回るアヤしげなチェーンメールではありません。この先生のコロナ対策7か条です。微力ながらこのブログが目に留まったごく少数の方にお伝え(拡散)してという、先生からの依頼でもあります。

 とにかく人と話すな、これが一番だそうです。特に相手がノーマスクだったら、2M以上離れなさい。そして風上に立て、ということでした。まるで果し合いみたいな話ですが。もっともこちらが感染していたら風上はまずいでしょう。表を散歩したりジョギングする程度にはマスクは不要。平塚市はのんびりした田舎なので、駅前を歩いても問題は無いでしょうとのご宣託です。

 次に、医院にはそれと疑われる人がたくさん来ているが、医者としては検査の術もなくどうしようもない。味覚障害や嗅覚障害程度の人はいっぱい居る、のだそうです。平塚市内で十数名の感染が判明しているが、実際に感染しているのはその「何十倍!!」も居る、と仰いました。数百人いても不思議はないというのが先生の感触のようでした。仮にそれが500名として、平塚市の人口比で見ると、千人に2人位の確率になります。
 免疫力アップの為には、栄養補給は重要で、牛肉が一番。体調を万全に保ち、体温を上げるのも大事で、体を冷やさないようにするのが有効だそうです。

 コロナの細菌数は、理論的には1個でも体内に入れば発症する可能性がある。発症するか、重症化するか、叩けるか否かは、ウィルスの数量ではなく、本人の体調次第ということでした。睡眠不足・栄養不良・風邪・過労などが感染の重症化をおこすようです。因みにワタシが感染したら、軽症で済む、という見立てでした、ホンマかいな?いくつも生活習慣病の薬を貰っているのに。いやいや、名医の診断に間違いはありますまい。

 ワタシの診察が終わった時、待っている患者さんは居ませんでした。悪天のせいでもありましょうが、大幅に患者が少なくなっていると聞きます。診察なしでの薬の処方やインターネット診療、薬の長期間分の処方など、患者との接触を避けようとすればするほど、開業医にとっては減収になるに相違ありません。ですが、そこらの零細企業・飲食店とは比較になりません。半年くらい何割かの患者が減っても、十分な備えや対応力があるに違いありません。病気やケガも起こるので、そのうち患者も戻るでしょう。少なくとも、圧力団体「医師会」の要求にある小規模な開業医の支援などは、全体から見れば後回しにすべきでしょう。

 帰宅して、ふと疑問が湧きました。手洗いはいいでしょう。マスクも有効。さて、それでは衣服や頭髪にウィルスが付着し、それを触ったら感染するのでしょうか。恐らく、YESだと思います。医療現場では防護服から・雨合羽・ゴミ袋に至るまで感染を避けるために被覆の工夫をしています。直接的な飛沫や浮遊中のウィルスを吸い込むだけではなく、接触感染もするのなら、衣服やレジ袋などから間接的に体内に侵入される危険もあるのですね。家に帰ったらいちいち洋服を脱ぎ頭まで殺菌するなんてことは不可能です。武漢では、マンションの入り口に消毒薬のキリを噴射する映像が出ていましたが。

 やはり、感染しない最大の防護策は、家を出ないこと(ウィルスを家に入れない)ことに尽きるのです。

 
コメント
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