昨日は、悪天候の合間をぬって、懸案事項の一つに取り掛かりました。
ぶどう棚の新設であります。ぶどう棚は、既に5年物のシャインマスカット用にパイプとメッシュ筋を組み合わせて作ったものがあります。おおよそ3坪(10㎡)ほどでしょうか。ぶどう棚に必要な棚の面積は、決まったものはありません。1㎡でも出来るし、10坪くらいに広げれば済々と栽培し、販売も出来るでしょうね。
これが、シャインマスカットの棚です。勿論自作。
ワタシは、あくまで自分用に栽培していますからちょっと収穫できれば良し、としております。シャインマスカットに関していえば、極端に雨を嫌い雨ざらしなら黒糖病他の病気が避けられません。しかもコガネムシの大群に襲われてしまいます。生産農家さんは、当然天井付きの大型のハウス栽培が基本になります。少なくとも透明な屋根を棚の上に設けて雨を防ぎます。
さすがのワタシも、自分のおやつ代わりのブドウの為に、透明の屋根を作ったりハウス栽培する気にはなりません。お金と土地が無ければないものねだり、というか、買った方が安いのが道理というものです。当然の帰結として、梅雨頃からつるや葉っぱの殺菌・消毒とコガネムシ駆除が日課となります。
ともあれ、シャインマスカットはなんとか自分やご近所の口に入るだけの収穫が見込めるようにはなりました。次にロザリオビアンコの苗、2年ちょっと前に、いつもの「カナちゃんのお花屋」で500円で売られていたのを、つい買ってしまったのです。これが、翌年(つまり昨年です)3房なりまして、これがなかなかの美味、甘さはシャインマスカット以上でした。わずかなスペースを見つけて(建物の裏手から果樹畑へ抜ける通路)棚を作ったのです。
ところがこれに味をしめて昨年の春に買ったのが「甲斐路」の苗でありました。もう、怖いものなし、ワタシの前にはタブーなど存在しません。ロザリオビアンコの隣、つまり通路の先の植え込みにまた植えています。ここは、建物の空調機器の入れ替えで室外機が撤去されたので、1㎡ほどのスペースが出来ていたのです。幼苗ですから、1年目はただ葉が茂るだけでしたが、短く切り詰めたツルがこの春に伸びていけば、うまくすると花が咲きます。
すでに作ったロザリオビアンコ用の棚は約5㎡、その先を延長して甲斐路用に拡張する、というのがワタシの計画であります。すでに支柱は立ててありますので。ツルを這わせるためにワイヤーメッシュ(2㎡分)を買いました。これは、駐車スペースやら土間などにコンクリートを打つときに敷設する格子状の鉄筋です。これに、防錆ペンキを塗って、組んだ支柱の上に乗せて、結束バンドで固定してオシマイ。
これが、工事現場です。手前の格子ペンキ塗りたてのメッシュ筋、下にはモミジイチゴと、フェイジョアが植わっており、その向こうが「甲斐路」であります。
通常は工事現場で使うような鉄パイプで組み上げたものに、太いワイヤーを縦横に張るのですが、これは一人では大変な作業でコストも多額になります。10年も経てば、伐採することになりましょうから、出来るだけ安直・簡易な構造にするのですな。
ツル性のブドウは思ったより以上にツルが棚を這って延伸します。2年もすれば、手狭になるのは明白であります。その時は、・・・・・。その時はその時のことです。
本日は雨に付き、メッシュ筋の固定作業は保留しましょう。
この秋、たわわに実る(はず)のシャインマスカットは20房、ロザリオちゃんは5房、甲斐君は2房、以上が収穫予定、希望的観測であります。