非日常的な光景が、日常的になっております。
ワタシのような隠遁生活者(笑)にとっても、コロナの影響は大きく、飲み会は軒並み中止、ゴルフもかれこれ3回がキャンセルとなっています。書道教室は今月は休会となりました。10年以上毎週末に通っていたマッサージ店もとうとう「しばらく休む」ということになりました。どれも、ワタシにとっては楽しみでありますが、不要不急と言われればそれまでのことで、ここは忍従するしかないのです。
楽しみと言えば、プロゴルフ・サッカーJリーグ・なでしこリーグも中断中、日本のプロ野球も、まだ開催の見込みが立ちません。どうやら韓国・台湾は、しびれを切らして「無観客」での開催に踏み切るようです。これで、もしかするとプロ野球も動きが出るかもしれませんね。一年休むと選手の年俸が払えないでしょう。ワタシの勘だと、最初の緊急事態宣言の期限である、5月連休明けあたりに無観客で開催するのでは、と踏んでおります。球場の入場人数・座席制限も検討しているでしょうね。
テレビをつけても、コロナ関連の報道ばかりで、当然スポーツ中継は全くなくなりました。放送関係者の感染や、外出制限等で、ロケや番組作りにも支障が出てきているようです。ひな壇芸人の出るバラエティー番組も姿を消しつつあります。
すると、再放送の番組や大昔の映画がどっと増えます。スポーツ専門のCHも古い録画放送しかやれなくなります。チャングムや冬ソナ、イ・サンなどの韓流ドラマ(特に王朝・歴史もの)も何十回目かの再放送が増える予感がしますね。数十回にわたる連続ドラマですから、番組提供側からすれば安直なのですが、何度も観ているのでさすがに興味は薄れますね。もし、やるなら「イ・サン」「トンイ」あたりがオススメでありますな。
家内があまりにつまらない番組が多く、CS放送を探していたところ「寄席CH」を見つけました。朝から夜までずっと落語・講談を延々と放送しています。これはいいです。何回も聞いたお馴染みの噺でも退屈しません。コロナで飽き飽きしたワタシらにとって、くだらない馬鹿噺をぼんやり聞くのは嫌な現実を忘れさせてくれます。
ただし、あんまり知らないような下手な噺家さんも混じっているのと、録音状態が悪くボリュームを上げないと声が聞き取れないのが難ではありますが。
更に、奪われた楽しみが「外食」でありますな。デパート・ショッピングモールのレストランは軒並み休業に入っています。サイゼリヤやとんかつ屋、はては「スシロー」さえも。お昼は、簡単に外飯、と決めていたワタシら夫婦にとっては、きつい状況です。仕方なくお弁当・ファーストフードで間に合わせていますが不自由で食べる楽しみも徐々に奪われております。
それでも、ワタシは恵まれております。隠れ家にこもって、ブログと、室内栽培の観葉植物・洋ランいじりがあります。日に2回に分けた書道のお稽古も楽しみで続けられています。楽しみが奪われても、自分で見つければよし。
これは何の名目でしょう。楽しみを奪った迷惑料でしょうか。自民党政権維持のための大ぴらな買収?あるいは生活補填金でしょうか。「10万円」を貰うのは楽しみにはなりません。これで、少しは生活の支えになると安堵し、心待ちにする人は大勢いるのでしょうが。
お上が、恵んでやる、有難く思えという姿勢が見え見えでありますな。「欲しい人は手を挙げて」・・・子供に菓子を配ってるんじゃないですよ。
これで、オシマイかもと思うと、はした金であります。政府は、有効なコロナ対策をしたと自画自賛するのでしょうかね。仮にここで大盤振る舞いされても、結局は国の借金を増やすことになり、終息後には「復興税」という増税が待っているのです。楽しいどころが、ますます気が重くなります。