植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

もう、あの夫婦には付き合いきれねー

2020年04月03日 | 時事
町内にある唯一の個人スーパー「とらや」の若旦那のお言葉であります。

戦前から昭和にかけて、こんな地方都市の町はずれにも商店街があったのでした。そばには平塚漁港があり、魚屋さんは特に多く、酒屋、お肉屋、靴屋、八百屋、蕎麦屋など数十軒の商店があったと聞きました。なかなかの繁盛ぶりであったということですが、段々と寂れてシャッター通りを通り越して、いまやただの住宅地であります。昔の特定郵便局、80歳を超えるオヤジ夫婦の蕎麦屋、あと肉屋に、冒頭の個人商店のスーパー位しか残っていません。肉屋に至っては、ガラスケースにはほとんど肉は無く空っぽで、細々と自家製叉焼を売っているだけのようです。
 とらやさんには、せがれ達も子供のころ、随分お世話になったらしく、年中メンチ・コロッケなどを貰っては、あとで家内が清算していたようです。
 
で、若旦那の言う夫婦とはどうやら「安倍」という人たちのことを言っていたのですな。そこから先は聞き漏らしましたが、レストランの花見集合写真とマスク2枚のことで、愛想が尽きたということでしょう。

  厚生労働省HPによると、国内感染者は4/3時点で2617名だそうです。これにはクルーズ船は含まれていません。PCR検査の実施累計が36687回。実施件数に対する感染率は7%弱です。ほんとかなぁ。

 更に、脚注に日本国籍の者1,423名、外国籍の者36人(他は国籍確認中)とあります。確認できた日本人は54%、すると44%の人の国籍がいまだに分からないということか。不可解です。国内に在留する外国人は国民の約2%であります。インバウンドといわれる、海外からの渡航者数は月に同数位らしいのですが、ここのところ激減していますし、入国したら同じだけ出国するのです。不法滞在者が滅茶滅茶多いのか、はたまた日本人以外は極端にコロナ感染しやすいのか。あるいは、個人情報保護を盾にして国籍を言わないのか、なんにせよ不思議ですね。何を隠してるの?

 在日アメリカ大使館は、日本にいるアメリカ市民に帰国したほうがよかろうと警告しました。日本がウィルス検査に極めて消極的、感染者の把握不能が理由です。日本政府の公式発表が信じられないと宣言したようなものです。

 都内感染者は昨日現在で773人ということです。一日の検査実施469人中、陽性89人、約19%です。こっちの方が実態を反映しているように思われます。肺炎やら特有の症状を呈して疑わしい人のみを検査しているとしたら、むしろ少ないかもしれません。

 布マスク(笑)、、、安倍さんは「感染防止に極めて有効である」と答弁しました。WHOは「いかなる局面でもお勧めしない」と評価は真っ向から対立しております。あのいい加減な事務局長と安倍さんですから、どっちもどっち、信用なりません。
 過去数年にわたる虚偽答弁、公文書破棄・隠ぺい・改ざんと、国内はおろか国際的な信用も地に堕ちていることに気づいていないのです。マスク発言は、国内外で「アベノマスク」と揶揄されました。流行語大賞ノミネートです。「裸の王様」なのです。世界主要国の指導者が、軒並みコロナ対策で支持率を上げる中、安倍総理だけは下げております。小泉元首相はじめ与党関係者からもさじを投げられつつあります。

 さて緊急事態宣言、いわば「伝家の宝刀」最後の切り札です。こういうものは、昔から出すぞ斬るぞと脅かすのが常套で、滅多にお目にかかれるものではありません。しかしながら、我が国の宣言内容は、強制力もなければ罰則も無し。せいぜい、他人の土地や建物に避難・隔離などの施設を作れる、必要物資を国が収用出来るという程度です。
 言うなれば、はじめから言うだけ言うよ、中身は無いよということ。これをワタシは「田舎の髪結い」=結(ゆ)うだけは結うよ、と呼んでおります。伝家の宝刀、実は竹光でござい、と宣言しているに等しいのです。これを出したら、たいして効き目もなく、もう次は無いので簡単に出すわけには参らないのです。

 かくして、疑念の目にも臆せずひたすら独善的言動をとり続けるこの宰相には、とらやの旦那の言を借りるまでもなく、国内外から「付き合いきれねー」との声が無数に上がっているのでしょう。

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春なのに、お別れですか~ 旅立ちの4月

2020年04月03日 | 雑感
 気持ちのいい朝です。霞がかかったような空に太陽が昇り、夜半に冷やされた空気が残って、ひんやりとしてさわやかな風が頬に当たります。こんな日は、ブログやら書道やらはそこそこにして、いい空気を吸い、ガーデニングにいそしむというのが、閑な人間の正しい過ごし方であります。
 
 早朝から、惜しみ惜しみ「アメジストセージ」の大株を一つ処分しました。夏から秋にかけて薄紫の花を穂状に咲かせます。茎や葉はハーブらしく、独特の香りがします。平塚でも最大の植物・バラ園「花菜ガーデン」で、カンナダーバンなどと一緒に修景植物として栽培されていました。イングリッシュガーデンもどきの当「槐松亭」で早速植え付けたのです。
 もう5年になりましょうか。ブッシュセージ、メキシカンセージともいい、学名サルビア・レウカンサです。本来は亜熱帯の植物で、日本では通常冬季になると地上部が枯れます。しかし、この冬の異常気象で、枯れずに春を迎えました。沢山の花を咲かすのはもうじきで、花姿も素敵な植物ですが、増えすぎるのです。ブッシュになるのです。

 庭造りの真似事、書道の勉強を続けるうちに気づかされたことの一つが、空間の大事さと生かし方です。気に入ったものを所せましと植えているうちに、年々大きくなり、だんだん収拾がつかなくなります。外観もごちゃごちゃ鬱陶しくなります。株元にはゴミや枯葉が溜まり雑草が蔓延ります。スペースがなくなると草取りや掃除もままならなくなります。ダンゴムシの棲み処ともなります。
 誰に見せるでもなく好きにやっているガーデニングではありますが、見た目が美しく整然としているとこちらも爽やかな気持ちになれるというもの。

 時折思い切って増えすぎた植物を処分したり、強剪定することが大事なのですね。30分ほどかけて掘り起こし、周りの雑草を抜き、ついでに周囲の木の「ひこばえ」を除きました。蘖と書きます。切株や立ち木の根元に近いところから出てくる新葉・脇枝であります。木の下が暗く風通しが悪くなります。吹き溜まりの葉っぱなどで汚くなりますし、邪魔です。どんどん切らなければなりません。これも、8年前から園芸を始めて覚えたことです。

 さて、掃除をしたらさっぱりとしていい気分、本来ならそこでビスケット屑をスズメやヒヨドリに与えながらのコーヒーブレイクなのですが、見かけなくなったのです。ヒヨドリが、ここ3,4日姿を見せません。雨以外の朝には必ずワタシを出迎えていました。もしかして、武漢肺炎か!それはない。恐らく恋の季節の到来でしょう。ヒヨドリは、5,6月が繁殖期と聞きます。どこで営巣するかは知りません。しかし、カラスなどの外敵から逃れ、安心して子育て出来る山や林に移るようです。

 もしそうなら、これで一安心です。3週間前に植えたキャベツ苗は、ボロボロに食べられていましたし、カラタネオガタマの花びらもこいつらが食い荒らしたのです。その前に、ワタシにまといつくように食べ物をねだりに来ては、ビスケットをむさぼっていたのは、来るべき繁殖行動に備えて栄養をつける必要があったのでしょうね。懐いて、数十センチまで近づき羽ばたきながら、ワタシの手からビスケットが投げられるのを待っているのは可愛いものでもあります。また、秋になったらおいで。

 屋上のメダカも、おませな稚魚がすでに産卵していました。今年は、もう繁殖させないよ。育てきれない、餌も馬鹿にならないし水替えだって結構な手間がかかります。増えすぎたメダカたち、5、6百匹は居ます。花屋のカナちゃんに頼んで、ただで配ってもらう、里子に出すつもりです。

 涙はこぼれませんが、4月は、旅立ち、別れの季節でもあります。

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