植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

能書きはいいから、とっとと困ってる人を助けなさいよ

2020年04月09日 | 時事
 緊急事態宣言の初日、地元町内会のゴルフコンペでありました。ゴルフで感染した話は聞きません。ましてゴルフクラスターなど、起きる可能性は極めて低いので、都内の狭い練習場を除いて、自粛対象とはなっておりません。おねーちゃんと連れだってのゴルフやキャディーに接触するセクハラゴルファーでなければ、感染リスクは極めて低いと言えるでしょう。まぁ、車に乗り合わせていくのはちょっと注意しなければなりませんか。

 100年前に起きたスペイン風邪では世界で5億人以上が感染し、その10%近く5000万人が亡くなったと推計されています。その頃のことを覚えている方はもはや居ないでしょうから、今生きてる人類にとっては初体験のパンデミックなのですね。
 当然、ワタシらも、これほどの生命を脅かす世界的な危機・厄災は初めての経験です。世界大戦は、確かに欧州とアジアを舞台にした脅威で、8000万人くらいの人が死んだと言われていますが、目に見える敵で、戦争状態の地域は限定されましたからコロナとは心に起こる恐怖感の質が違っています。とはいえ太平洋戦争中の日本人は、やはり生命の危険が迫って恐ろしい経験をし、生活が一変したのでしょう。

 それに比べれば、今の自粛なんぞは「屁」みたいなものです。食べ物はある、電気水道も使え、テレビもスマホもなんら不自由なく操作できます。なにも一歩も家を出るなと言われているでなく、買い物も自由に出来ます。夜盛り場をうろつこうが、アヤしげな店に入ろうが、罰金も無いのです。結局は愚民に対して、自分たちは自分で判断せい、罹ったって知らない、責任はそっち、入院も出来ないよ、死んだら自己責任だから、と言っているのです。
 
 それにしても、上に立つ人の言葉というものは大きな影響力があります。英女王が国民に語ったこと、メルケルさんのメッセージなど、心に響きますね。「旅行および移動の自由が苦労して勝ち取った権利であるという私のようなものにとっては、このような制限は絶対的に必要な場合のみ正当化される」と言って命を救うために不可欠なこととして、国民に自制と忍従を呼びかけました。

 出し遅れの証文といいますな。
 日本の総理は、緊急事態宣言を随分遅らせました。中身の乏しいコロナ対策を小出しにしています。羊頭狗肉・針小棒大といえます。下らない詳細をくどくどと説明し、政府や関係者は一生懸命やっている、方針は諮問委員会が出してきたからと他人に責任をなすり、内容は官僚が用意した総花的な経済対策に終始しました。ダラダラ話すので「ちょっと何言ってるか分からない」状態になります。
 世界の事例を詳細に参考にして最善で、金額のリミッターを外した万全の施策を行います。自分の責任において、終息したら感染拡大の責任を取って辞任する覚悟でいる、強制権と罰則をともなう私権の制限まで辞さない、と宣言できないのでしょうか。
 「自分や国会議員、公務員は収入が減らない」と平然と言い放ちました。だから、みんなに10万円配らないのだという理屈です。高給取りで安定して、在宅勤務だって出来る業種なのです。100%国民からの税金でのうのうと暮らしているのです。
 自分たちを除いて、一般の民間人には一人10万円配ります、でいいのです。年金生活者も収入によってはパスでもいいでしょう。コロナでの収入減は無いのだから。更に言えば、納税者に忍耐を強いている以上、公僕たる公務員や議員は何割かの給料を減らし、コロナ対策に充てます、というのが筋というものです。

 だから、この人の言葉は心に響かず何も残らないのです。舌足らずなのに口先三寸、独善的で利己的、嘘と秘密ばかりの恐妻家の本性を国民は見抜いています。

 言われなくても、ワタシら外出は自粛します。感染しないよう人に感染させないよう今まで以上に注意しますよ。感染したら重症化率高いもの。これに備えてヤフオクで習字練習のため半紙も追加で増やしました。今日からは、日に何度か体温測定することにします。

こっちはいい、金もマスクも要らん、お願いですから病人と医療関係者、生活困窮者を助けてくださいな。




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