植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

ひと月も早いのにお年玉を貰った気分、いやいや買ってもいない宝くじが当たったようなものだ

2019年11月30日 | 植物
ワタシらの会社が所有する小さな店舗、コンビニに使ってもらっております。

だいぶ前に、この辺の店舗を担当するオペレーション・フィールド・カウンセラー(OFC)から店舗設備入れ替えの案内がありました。OFCというのは、ワタシは地回りと呼んでおりますが、店舗を巡回し、様々な指導・カウンセリング・補助を行う本部営業員ですね。うちの店に関してはもう、6,7人目でありますから、一年位で入れ替わっております。先だって、店舗のオーナーに無断でおでんの発注をしたとかでちょっと問題になりました。また、担当店での営業成績を上げるため、「自己買い」なるいささか悲哀に満ちた問題も抱えているようです。通常では売れないものを、過酷なノルマに押されて自分で買い込む・契約するといった事例は、多かれ少なかれどこにでもありますな。そういう業務に携わる人たちは、転退職を繰り返すことも稀ではありません。

 で、店舗設備入れ替えでありますが、ワタシらは、店舗の躯体を貸しているだけで、当然コンビニ業務には全く感知しておりません。内外の什器備品は勿論、空調・電気・水道設備等も、すべてコンビニ側持ちであります。陳列棚や保冷庫などを全面的に高慢、室外機などもすべて入れ替えになるそうな。
 どうやら、室外機などの老朽化もさることながら、売れ筋の弁当総菜の陳列棚を拡幅し、冷凍食品の比重を増やすのが目的です。ちょっと身の回りの消耗品や、飲み物、外食を提供することから、スーパーマーケットのように食卓に並ぶような料理・食材を扱うことに力を入れるのだそうです。

 そして、昨日工事が始まりました。早朝から、クレーン車を含む大小10数台の作業・運搬車両が一気に到着し、20名以上の工事業者さんが店舗内外で一斉に工事作業に入りました。いやー、これはなかなかの見ものでありました。若いものからお年寄りまで、それぞれが一度に別の作業にかかるのですよ。しかも、店舗は営業中のままでした。一時はさすがにお店の中が大混乱ではありましたが、 夕方になるとあらかた片付きました。大したものです。外に置いた陳列ケースは翌朝撤去して終了です。
 これで、このお店が綺麗になり、品ぞろえが充実すれば日販も増えるでしょうね。ワタシらに落ちる賃料は一切関係がありませんが。

 そこで、なんということでしょう。予期せぬ望外の幸せが舞い降りてきたのです。

これがビフォー


こちらがアフターであります。

「冷蔵設備の室外機が裏手に移設され、あの、おじいちゃんを悩ませていた、二つの室外機とその配管がきれいさっぱり取り払われたではありませんか。」

 今まで、ヤブガラシなどの雑草が蔓延り、葉っぱやビニールなどのごみが飛んできては裏に堆積していたものが、邪魔な機械が無くなって、実にすっきりいたしました。
 何より、以前から悩みの種であった栽培スペースの確保が出来たのです。
おおよそ2㎡は増えましたね。ワタシの狭小ガーデンでの栽培面積の空きスペース拡張は何ごとにも代えがたい喜びであります。しかもここは日当たりが良く、西日が当たらず強い風も吹き付けない理想的な一等地です。頭上には甲斐路のぶどう棚(予定)がありますが、こういう立体的空間活用法はワタシの得意技なのです。
世の中、悪いことばかりではありませんよ。毎日コツコツ地道に暮らしていると、ごくたまには、かような幸運が訪れるのです。

 今日から、室外機の下にあったコンクリート片を片付け、篩を使って、50㎝までの深さの土からガラや砕石などを全て排除いたします。そののち、赤玉土・腐葉土・黒土・鹿沼土・たい肥・ボカシ肥料を混ぜ込んだ特製の用土作りをいたします。
 植え付け予定の植物は「モミジイチゴ・ピルベリー・ジンジャーリリー」などなど、今は鉢植えになっているもの、あるいは移植が必要な植物たちから。慎重に選抜いたします。
 うーーー。なんというラッキー、なんたるシアワセでありましょう。
コメント
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