植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

千里の道も今一歩

2019年11月29日 | 植物
自慢じゃありませんが、植物の耐寒性など考えもしませんでした。
園芸に興味を持ち、薔薇と菜園を始めた頃、今から8年前になります。

月極駐車場の一部を緑地帯にして植物を始めたのがきっかけ。家内から、薔薇の管理の手ほどきを受け、隣の親戚から野菜を作ってというリクエストに応えて少しの菜園も始めました。土日になると近所のホームセンターに行っては、樹木・草花・野菜の苗など次々に植えました。中には偶然うまく育つものもありますが、いつの間にか枯れたり溶けたり。かなりの確率でダメにしました。下手の鉄砲

 そのはずです。ワタシは「ホームセンターで売られているものは、その時期に土地に植えて育つものである」と固く信じていたのです。用土は一応気にしていましたが、それでも市販の培養土が最高・万能であると誤解しておりました。耐陰性・耐寒性・耐暑性などには無頓着だったのですね。失敗は数知れず、後で調べてみると、そのほとんどが過湿による根腐れか、寒さによる枯れ死でした。気が付いたのが土いじりを始めて2年以上経過した時分であります。  失敗は成功の母

 それからというもの、植物を新たに栽培するとき、あるいは買う時には取り合えず、ネット等で耐寒性をチェックし、戸外で冬が越せるかを基準にすることにしました。当地平塚では、厳冬期には最低気温マイナス4,5℃になります。凍結もあり強い霜も下ります。耐寒性のない植物は育てなければいいわけです。 君子危うきに近寄らず

 ところが、それから2年ほど経って、洋ラン(ミニカトレア)をとあるスーパーの売り場の片隅で見つけたことからレールが切り替わりました。漠然と洋ランは難しくて素人は手を出さない方がいいと思っていたのですが、安物買いを自認するワタシはその200円の鉢をつい買ってしまいました。 禁断の木の実を食べた、またはルビコン川を渡った ということですね。
 以来この可憐な植物に惚れて、デンドロビウム・シンビジウム・胡蝶蘭と次々に手を広げました。流石にその時点で洋ランは「温度管理が難しい」ことは承知していましたので、建物内の日が当たる廊下を栽培場所にいたしました。棚を設けビニールの簡易温室を買い、あっという間に10Mほどの廊下の窓際一杯に洋ランの鉢が並ぶことになりました。 燎原の火 であります。



 更に、2年後待望の屋上緑化の願いを実現させ手作りの温室を設置いたしました。もう怖いものがありません。  鬼に金棒です
かくして、今まで躊躇していた非耐寒性・熱帯性の植物を、お構いなしに迎え入れることになりました。洋ラン・東洋ラン、イランイラン・リュウガン・プルメリアなどその数は現在ゆうに100鉢を越えております。少なくともこれらは12月以降3月初旬まで室内または温室で育てることになるのです。今では、いささかその軽挙について反省しております。 後悔先に立たず
 昨夜急遽、屋外の非耐寒性植物の鉢を屋内退避させました。以前から少しは温室などにしまうように準備はいたしていましたが。今朝から3℃くらいに気温が急降下するというので、泡食って晩御飯の後に泥縄式に格納いたしました。本格的な冬の到来を前に、予行演習、 転ばぬ先の杖 でありますな。
それでも、まだまだ思うようにはいきません。実のならぬ果樹、花の咲かない樹木、太り切れない野菜等々 

しかし、どうです、ワタシのブログ役に立つでしょう、役に立たないか、立たないですね(笑)

コメント
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