すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【セリエA 23/24 第1節】ラウタロのドッピエッタでインテル開幕戦勝利 ~インテル 2-0 モンツァ

2023-08-23 08:28:22 | その他の欧州サッカー
インテルは攻撃時3-5-2だ

 インテルは8月19日、セリエAの開幕節でホームにモンツァを迎え、2-0で勝ち切った。

 インテルのフォーメーションは攻撃時3-5-2、守備時5-3-2だ。ボールを失うと中盤でプレスしてディレイをかけ、ディフェンディングサードまでリトリートし非常にコンパクトなブロックを作る。これで敵がサイドを攻めてくれば、同サイドのWBが前に出て対応し、残りの4バックがボールサイドにスライドする。

 8分にインテルが先制だ。右WBデンゼル・ダンフリースのサイドからの折り返しに、中央でFWラウタロ・マルティネスがワンタッチで慎重に合わせてゴールした。先制点だ。ダンフリースはかなり攻撃的で、サイドを前線までオーバーラップする。

 次第にモンツァがボールを保持するようになるが、なかなか決定機を作れない。インテルの分厚い守備ブロックを崩せないでいる。ポゼッション率自体はモンツァの方が高いが、これがインテルのペースなのだろう。  

 インテルのビルドアップは右CBのマッテオ・ダルミアンが前に出て、残りの2バックで行われる。また彼らは敵陣に押し込むと、DFがかなり高い位置まで押し上げる。

ラウタロが2ゴール目を奪う

 後半に入り、ボールを握ったモンツァが何度もゴール前に攻め込むが、粘り強い守備にあいゴールは奪えない。彼らは前線に6人をかけて攻め立てるが、インテルの堅陣を破れない。

 途中、ユベントスから移籍したクアドラードが、交代出場でインテルでのデビューを飾った。

 インテルのビルドアップは、3-1-4-2の形で行われることもある。最終ラインからグラウンダーのボールをていねいに繋いで組み上げる。左右のCBがドリブルで持ち上がることもある。フィニッシュは主にサイドからのクロスだ。

 インテルが攻め込むとモンツァは自陣に引き込み、ボールホルダーの背中に張り付いて絶対に前を向かせない守備をする。そのためインテルも追加点を取るのが容易じゃない。

 だが76分だった。中央のムヒタリアンからボックス左でボールをもらった途中出場のマルコ・アルナウトヴィッチが、鋭いフェイントからグラウンダーのクロスをファーサイドに送る。受けたラウタロ・マルティネスが右から滑り込み、倒れながらカラダごとボールを押し込んだ。ドッピエッタ。2-0だ。

 79分にラウタロ・マルティネスは悠々、退く。試合はこのままインテルが押し切り、ホームでの開幕戦を勝利で飾った。

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