勝ち試合を勝ち切れ
試合運びのまずさで初めてのW杯出場を逃した「ドーハの悲劇」を見ているかのようだった。
カウンターを食らい、PKを取られたあの浦和の失点シーン。浦和は1-1のまま試合を殺せば優勝できるというのに、敵陣に7人もの選手がなだれ込み前がかりになっていた。
なぜそんな必要があるのか? しかも時間帯は後半31分だ。もしハリルなら、守備的にゾーンを低くして自陣にブロックを作る時間帯だっただろう(そして世間の非難を浴びるのだ・笑)。すべては「守りに入るのは悪だ」という純粋無垢な日本人ならではのメンタリティゆえ。ズルさがない。
ドーハの悲劇では最後のロスタイムに失点し、94年アメリカW杯出場を逃した。
あのときも「日本の選手はコーナーに向かってドリブルするなど、うまく時間を使うべきだった」などと世間の批判を浴びた。だがラモス瑠偉は89分50秒にリスキーな縦パスを入れ、カットされて失点の要因を作った。勝ち試合を勝ち切るための試合運びがずいぶん議論された記念碑的なゲームだった。
Jリーグは、あの20年前のドーハの悲劇からまったく進歩してないのだろうか?
愕然とさせられた試合だった。
試合運びのまずさで初めてのW杯出場を逃した「ドーハの悲劇」を見ているかのようだった。
カウンターを食らい、PKを取られたあの浦和の失点シーン。浦和は1-1のまま試合を殺せば優勝できるというのに、敵陣に7人もの選手がなだれ込み前がかりになっていた。
なぜそんな必要があるのか? しかも時間帯は後半31分だ。もしハリルなら、守備的にゾーンを低くして自陣にブロックを作る時間帯だっただろう(そして世間の非難を浴びるのだ・笑)。すべては「守りに入るのは悪だ」という純粋無垢な日本人ならではのメンタリティゆえ。ズルさがない。
ドーハの悲劇では最後のロスタイムに失点し、94年アメリカW杯出場を逃した。
あのときも「日本の選手はコーナーに向かってドリブルするなど、うまく時間を使うべきだった」などと世間の批判を浴びた。だがラモス瑠偉は89分50秒にリスキーな縦パスを入れ、カットされて失点の要因を作った。勝ち試合を勝ち切るための試合運びがずいぶん議論された記念碑的なゲームだった。
Jリーグは、あの20年前のドーハの悲劇からまったく進歩してないのだろうか?
愕然とさせられた試合だった。