すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【J1 第6節】新潟はスタメンが変わるとボールスピードが落ちる 〜アルビレックス新潟 1-3 名古屋グランパス

2023-04-01 17:10:38 | Jリーグ
新潟が1人退場で自滅する

 J1リーグ第6節で、新潟vs名古屋が行われた。新潟が前半35分に先制したが、同36分に舞行龍ジェームズが危険なファウルで一発退場。ゲームを壊す。結果、1人多い名古屋がキャスパー・ユンカーらのゴールで逆転勝ちした。

 今日の新潟はボールスピードが遅い。必然的にパスワークも遅くなってしまう。その意味では今日の新潟は「普通のチーム」だ。

 新潟は試合によってメンバーが変わると内容がガラリと変化する。本来の彼らは、強くて速いグラウンダーのボールを2タッチ以内で繋ぐスピーディーなサッカーをする。

 だが今日のようにスタメンが変わるとプレースピードとボールスピードががっくり落ち、攻めの威力が半減してしまう。選手個々の技術的な問題だと思うが、その意味では今日は裏目に出ているメンバーである。

 新潟の選手は後ろ向きでクサビのボールを受けた時、前を向かずにボールを落とし、バックパスで遅攻にしてしまうシーンが目立つ。本当は敵の守備の態勢が整わないうちに速攻をかけたいのだが。

 もちろんワンタッチでボールを落とす意味はわかる。だが後ろ向きでクサビを受けたら何回かに1回はワントラップで前を向き、敵ゴールへ向けて速い攻めを仕掛けたい。

 試合は新潟がボールを保持してパスを回し、名古屋が引いてブロック守備をする展開である。

 新潟のフォーメーションは4-2-3-1。スタメンはGKが阿部航斗。最終ラインは新井直人、舞行龍ジェームズ、早川史哉、堀米悠斗。

 CMFは秋山裕紀と島田譲。2列目はダニーロ・ゴメス、伊藤涼太郎、太田修介。ワントップは鈴木孝司だ。

名古屋が後半35分に逆転する

 前半35分。新潟の太田がダニーロ・ゴメスのシュートのリバウンドをワンタッチで詰め、新潟が先制する。

 だがその1分後の36分。舞行龍ジェームズが足の裏を見せて危険なタックルをして退場になる。そのため新潟はFWの鈴木に代えてDFの田上大地を入れ、伊藤をワントップにした4-4-1に変えた。ガマンのサッカーだ。

 舞行龍ジェームズは前節もミスし、浦和レッズにヘディングで「アシスト」していた。リスキーな問題児である。

 そして後半11分、名古屋は前からのプレスでボールを奪い、永井謙佑がペナルティエリア中央へ持ち込み左足でシュート。ボールは新潟のDF早川に当たってコースが変わり、ゴールの左に収まった。同点だ。

 以後、名古屋は後半35分にキャスパー・ユンカー、同49分に稲垣祥がゴールを決め、3-1で突き放した。

 新潟は舞行龍ジェームズの退場で1人少なくなったのが痛かったのはもちろんだが、メンバーによってプレースピードとボールスピードがガタ落ちする問題を解決したい。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【代表3月シリーズ総括】日本... | トップ | 【プレミアリーグ 22/23 第29... »
最新の画像もっと見る

Jリーグ」カテゴリの最新記事