すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【森保ジャパン】日本、ミスから傷口を広げて惨敗する 〜日本0-3チュニジア

2022-06-14 23:11:52 | サッカー日本代表
3失点すべてに吉田が関与

 日本はキリンカップの決勝でチュニジアと対戦した。

 チュニジアは派手さはないが、狡猾で抜け目のないチームだった。攻守の切り替えが速く、必要以上にポゼッションにこだわらない。ボールをもつ時間が短くカウンターがうまい。

 前半は緊張感のある拮抗したゲームが続いたが、スリッピーな雨の日のゲームでもあり後半以降の日本はグダグダ。ちょっとしたスキを突かれて、おもしろいように失点を続けた。

 吉田が緩慢なプレイと判断ミスを犯し3失点に絡んだ。もっとハッキリしたプレイをすべきだった。

前半、日本が立て続けに得点チャンスを逃す

 日本のフォーメーションは4-3-3だ。GKはシュミット・ダニエル。最終ラインは右から長友佑都、板倉滉、吉田麻也、伊藤洋輝。

 アンカーは遠藤航、インサイドハーフは原口元気と鎌田大地。前線は右から伊東純也、浅野拓磨、南野拓実だ。チュニジアのフォーメーションは4-5-1である。

 さて前線で目立っていたのは浅野だった。しきりに前線から激しくプレスをかけている。彼は熱い。

 前半35分、右サイドの伊藤がドリブルからクロスを入れたが、逆サイドの鎌田が空振りに終わる。これはキッチリ決めないといけない。

 そして前半41分。板倉が浮かせた縦パスを出し、ライン裏に抜け出した南野が絶妙なトラップからフリーでシュートを決める。先制点かと思われたが、惜しくもオフサイドだった。

 チュニジアはなかなかいいチームだ。球際が強いし、しっかり組み立ててくる。いい強化になる。

後半の日本はミスのオンパレードに

 そして試合は、運命の後半に入った。日本は立ち上がりから原口に代えて田中碧を投入する。

 伊藤が絶好のクロスを入れる。彼は高さもあり、いい選手だ。体当たりでプレイする浅野もなかなかいい。久保と対照的だ。ハートがある。浅野は今までいまいち信用できなかったが認識を改める必要があるかもしれない。

 後半10分。ライン裏に縦パスを通された吉田がたまらずタックルしてPKになる。決められて先制された。得点を取ったチュニジアの選手たちは飛び上がって大喜びだ。

 後半15分。日本は浅野に代えてワントップに古橋亨梧、鎌田に代えて三笘薫を左サイドに投入し、南野をトップ下とする4-2-3-1にフォーメーションを変更した。

 縦に切り裂くドリブルをする三笘は得点の匂いがぷんぷんしている。彼は最初のワンモーションで完全に抜け出してしまう。いい。

 後半26分。日本は南野に替えて久保をトップ下に、伊東に代えて堂安を右サイドに投入した。

 後半31分。敵の縦パスに対し吉田が中途半端な対応をしてマイナスのパスを入れられ、チュニジアがゴールを決める。0-2と突き放された。

 チュニジアの守備が固い。日本はなかなかフィニッシュに持ち込めない。

 そして後半48分。センターサークル付近で吉田が敵のボールホルダーに体を入れ替わられ、カウンターを食らってドリブル突破され失点する。これで0-3の敗戦が決まった。

 チュニジアはふつうにいいチームだった。いつもキリンカップにやって来るような噛ませ犬とは違った。

 両チームとも力は拮抗していたが、日本はちょっとしたミスから傷口を広げられ失点した。自滅だった。対するチュニジアはミスをしなかった。非常に組織的だった。

 カタールW杯にも出る彼らは飛び抜けた個人技があるわけではないが、寄せが速くタイトで守備が固くチームとしてよくまとまっている。速攻も鮮やかだった。ただ吉田には選手として限界が見えたような感じがした。

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