渋谷公会堂でジェスロ・タルを観てきた。1曲目が始まるなり、イアン・アンダーソンの声の枯れ具合にびっくり。んー、かなり張りがなくなってるなあ。でもまあいい年だしなあ。あとドラムが倍テンでごまかしててもどかしいぞ。イクときはイケよ。
そんなことを考えながら聞いてるうちに、コンサートは中盤にさしかかる。するとじわじわとバンドのボルテージが上がり、前半と同じメンバーが演奏してるとは思えないほど演奏がアグレッシブになった。ライブのよさだな、これは。
以前のエントリーで書いたように、チケットを買った時点ではいろいろあったがやっぱり観てハマった。この日はアルバム「アクアラング」(1971年)を全曲演奏したのだが、あれを聴いていた高校時代が頭の中でぐるぐる回る約2時間だった。「クロス・アイド・マリー」には泣けました。
会場にはオールドファンらしき人が多く、特に30~40代くらいの女性が目立ったのがちと意外だった。ジェスロ・タルって案外女性ファン多いのね。サラリーマン風のおじさんたちも程よく出来上がっていて(謎)、たどたどしくリズムを取る姿がほほえましい。なんだか同じ時代を共有してたんだなあ、と熱いものが……。
しかしジェスロ・タルはもう、アンプラグドに切り替えたほうがいいと思う。アコースティックないい曲をたくさんもってるし。なによりバックがエレクトリックになると、イアンの声が負けてしまうのだ。だがアコースティックならまだまだあの声はいけるし、説得力もある。さて、どうなんだろうか。
それともうひとつ感じたのは、やっぱりイギリスの音だなあってこと。イギリスのバンドったって音楽性はいろいろなわけだが、どこか共通してるのだ。ちょっと屈折してて、アメリカみたいなノーテンキで大陸性の土地では絶対に生まれないカルチャーというか。
似たようなことは以前青森へ旅行したとき、地元で有名な津軽三味線のライブハウス「山唄」へ寄って感じた。あの音って、太陽がさんさんと降り注ぐジャマイカじゃ絶対に生まれないよな。やっぱこう、寒くて自然がキビシくて、「つらくないと出てこない音」っていうか(笑)。ちょうどイギリスの音もそんな感じだ。
コンサートが終わり、ロビーへ出るとTシャツやらCD、DVDが山積みされている。
さっそくTシャツを買い、CDを物色したがほとんどもってるからなあ。ワイト島のDVDは買いそうになったがグッとがまんした。とにかくほっとくとなんでも買っちゃう勢いなのだ。
でも帰ってからアマゾンで買うんだろうなあ、わし。いまDVDドライブが壊れてるから、これ買っちゃったらドライブも買わなきゃなんないんだよ。んー、ま、いいか。ドライブはどうせいるし。ってやっぱ、業界に食い物にされてる気が……。
外へ出ると、なんと渋谷公会堂の真ん前でフルート吹いてるおっさん発見(笑)。いやイアンみたいに片足は上げてなかったが。熱心だねえ。しかもけっこううまくて、ウケてるんだなこれが。しばし鑑賞し、警備員に追い出されて街の通りへ。
小雨の中を渋谷駅へ歩きながら、「クロス・アイド・マリー」を口ずさむ。また高校時代の自分が蘇ってくる。音楽ってある意味、それを聞いてた時代や場所にタイムスリップさせる空間移動機なんだな、きっと。
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そんなことを考えながら聞いてるうちに、コンサートは中盤にさしかかる。するとじわじわとバンドのボルテージが上がり、前半と同じメンバーが演奏してるとは思えないほど演奏がアグレッシブになった。ライブのよさだな、これは。
以前のエントリーで書いたように、チケットを買った時点ではいろいろあったがやっぱり観てハマった。この日はアルバム「アクアラング」(1971年)を全曲演奏したのだが、あれを聴いていた高校時代が頭の中でぐるぐる回る約2時間だった。「クロス・アイド・マリー」には泣けました。
会場にはオールドファンらしき人が多く、特に30~40代くらいの女性が目立ったのがちと意外だった。ジェスロ・タルって案外女性ファン多いのね。サラリーマン風のおじさんたちも程よく出来上がっていて(謎)、たどたどしくリズムを取る姿がほほえましい。なんだか同じ時代を共有してたんだなあ、と熱いものが……。
しかしジェスロ・タルはもう、アンプラグドに切り替えたほうがいいと思う。アコースティックないい曲をたくさんもってるし。なによりバックがエレクトリックになると、イアンの声が負けてしまうのだ。だがアコースティックならまだまだあの声はいけるし、説得力もある。さて、どうなんだろうか。
それともうひとつ感じたのは、やっぱりイギリスの音だなあってこと。イギリスのバンドったって音楽性はいろいろなわけだが、どこか共通してるのだ。ちょっと屈折してて、アメリカみたいなノーテンキで大陸性の土地では絶対に生まれないカルチャーというか。
似たようなことは以前青森へ旅行したとき、地元で有名な津軽三味線のライブハウス「山唄」へ寄って感じた。あの音って、太陽がさんさんと降り注ぐジャマイカじゃ絶対に生まれないよな。やっぱこう、寒くて自然がキビシくて、「つらくないと出てこない音」っていうか(笑)。ちょうどイギリスの音もそんな感じだ。
コンサートが終わり、ロビーへ出るとTシャツやらCD、DVDが山積みされている。
さっそくTシャツを買い、CDを物色したがほとんどもってるからなあ。ワイト島のDVDは買いそうになったがグッとがまんした。とにかくほっとくとなんでも買っちゃう勢いなのだ。
でも帰ってからアマゾンで買うんだろうなあ、わし。いまDVDドライブが壊れてるから、これ買っちゃったらドライブも買わなきゃなんないんだよ。んー、ま、いいか。ドライブはどうせいるし。ってやっぱ、業界に食い物にされてる気が……。
外へ出ると、なんと渋谷公会堂の真ん前でフルート吹いてるおっさん発見(笑)。いやイアンみたいに片足は上げてなかったが。熱心だねえ。しかもけっこううまくて、ウケてるんだなこれが。しばし鑑賞し、警備員に追い出されて街の通りへ。
小雨の中を渋谷駅へ歩きながら、「クロス・アイド・マリー」を口ずさむ。また高校時代の自分が蘇ってくる。音楽ってある意味、それを聞いてた時代や場所にタイムスリップさせる空間移動機なんだな、きっと。
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ジェスロ・タル来日していたんですね。
連休中はクリームの再結成情報で盛り上がっていたものですから、全くノーマークでした。
こちらからも、またTBさせていただきますね。
今後とも、よろしくお願いします!!
いやあ、本当にこれぞ英国!!って音を出してましたね。
ステージ進行のめくるめく展開も本当に楽しめましたね。
おぢさんには、やっぱりこういう音が必要なんだ(笑)。
アクアラング全曲演奏の日に行かれたんですね、羨ましいです
私は平日なので仕事の関係上断念しました
音楽仲間も多数観に行っているので色々話を聴いているところです
>やっぱりイギリスの音だなあってこと
本当にそうですね
おっしゃるように「Song From The Wood」あたりのアコースティックでトラッドな作品群を今後取り上げていくのは無理の無い活動かもしれません
それでも続けてくれていることだけでもありがたい存在です
アコースティックはソロ、エレクトリックはTULLという彼なりの境界線があるらしいです。
欧州ではオーケストラを連れたりして結構大掛かりなソロツアーをやってます。
日本では・・・無理かな。
以前ユーライア・ヒープのアコースティック・ライブ(!)にイアン・アンダーソンがゲストで出演している映像を見たんですが、なかなか良い感じでしたよ。
まぁ、何故ユーライア・ヒープがアコースティック・ライブを?というのはさておき。