すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【コロナ禍】安倍政権にとって99%の国民なんて眼中にない

2020-05-15 07:45:37 | 政治経済
1%の富裕層だけが「お得意サマ」だ

 コロナ禍のなか、「なぜ政府は休業補償しないのか?」「10万円はどうしてこんなに遅いのか?」「なぜPCR検査しないのか?」「アベノマスクはいったい届ける気はあるのか?」などなど、アベ政権に対する疑問は尽きない。大胆に財政出動している諸外国とくらべ、日本は打つ手が致命的に遅いし、そのうえド緊縮だ。国民への思いやりが感じられない。

 安倍総理にとって最大の関心事は「どう国民を救うか?」でなく、「いかにその場を誤魔化し切り抜けるか?」がプライオリティの最上位にあるように感じられる。マトモな政治家なら国民のために何をするか? が最大の懸案事であるはずだが、安倍総理にはそんな雰囲気は微塵も感じられない。

 思うに国民を「1% vs 99%」と対置した場合、安倍総理は99%の庶民などには全く関心がなく、1%の富裕層だけを見ている感じがする。カイシャでいえば経団連の上位企業だけしか眼中になく、日本の99%を占める中小零細企業など「コロナを機に潰れてしまえ」とでもいうような対応だ。完全な棄民である。

 このさい1%の富裕層と一部上場企業だけで国を回し、足手まといな平民層は切って捨てよう、とでもいうかのようだ。で、99%の国民を見捨て、足りない人手は海外から大量に研修生でも呼ぶつもりなのだろうか? 少子高齢化で社会保障費がかさむ中、「年寄りはコロナで死んでくれた方が社会保障費の節約ができていい」とでも考えているんじゃないか?

 実際、自民党の反緊縮派・安藤裕議員が上層部に粗利補償を直訴した際、党の幹部は「このさいコロナで潰れる会社は潰してしまえ」と放言したらしい。それが政権中枢の本心なのだろう。

 となればこのコロナ禍で生き残れるかどうかは、完全な自己責任だ。「国に頼ろう」などという甘い期待は捨て、「自分で何とかしよう」てな気構えでいなけりゃならない。

 でないとたちまち足を掬われ、地獄の底に真っ逆さまだ。まるでサバイバルゲームである。

 やれやれ。なんてどうしようもない国なんだ。

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