すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【サッカー戦術論】なぜ日本はいつも「悲劇を繰り返す」のか? ~すべてを決める試合運びの巧拙

2020-12-11 05:00:00 | サッカー戦術論
メキシコ戦後、原口元気の嘆きの意味とは?

 森保ジャパンが2020年11月に行ったメキシコとの強化試合の敗戦後、MFの原口元気はこう嘆いた。

「なぜいつも日本はこうなるのか?」

 善戦していても途中で引っ繰り返されるーー。

 敗因は、いつもハッキリある。ひとことでいえば試合運びのまずさだ。

 メキシコ戦では、後半の頭からフォーメーションを4-3-3から4-2-3-1に変えてセントラルMFを2枚配置してきたメキシコのシステム変更に日本は対応できず、前半に善戦していたにもかかわらず一転して後半に2点を取られて惨敗した。

 2018年ロシア・ワールドカップ決勝トーナメント1回戦で日本が体験した「ロストフの悲劇」では、日本はネガティブ・トランジションの悪さからベルギーにカウンターを食らって逆転負けした。

 1994年アメリカワールドカップ・アジア地区最終予選の最終節で起こった「ドーハの悲劇」では、1点リードしていた日本は時間をうまく使って試合を殺せず、みすみすイラクにチャンスを与えて2-2とされワールドカップに行けなかった。

「なぜ日本はいつもこうなるのか?」などと嘆いているヒマはない。

 歴史は何度でも繰り返す。

 敗因のロジカルな分析と反省、そして今後の修正が必要だ。

【参考記事】

【サッカー戦術論】「ロストフの悲劇」なんてなかった ~トランジションの重要性

【サッカー戦術論】なぜトランジションが重要なのか?

【サッカー戦術論】日本が世界で勝てるサッカーとは?

【森保ジャパン】日本にトランジション・フットボール以外の選択肢はない

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