ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

千束ダム

2016-10-05 20:43:07 | 富山県
2016年9月24日 千束ダム
 
千束ダムは富山県南砺市利賀村の庄川水系利賀川にある関西電力の発電用重力式コンクリートダムです。
1973年(昭和48年)のオイルショックにより水力発電が見直され電力各社は既存ダムを活用した発電所の再開発や新規の水力電源開発を推進します。
庄川水系では関西電力が支流の利賀川に着目、1978年(昭和53年)に千束ダムを建設しました。ここで取水された水は約5.8キロの導水路で山を越え庄川沿いにある利賀川第2発電所に送られ最大3万1700キロワットの発電を行っています。
 
利賀川に沿って県道34号を南下すると千束ダムに到着します。
 
ゲートは関電ブラックのラジアルゲートが1門
連日の秋雨の影響で放流が行われています。
 
正面から。
 
ちょっとアングルを変えて。
 
右岸から
左岸に取水口があります。。
 
天端を俯瞰。
 
駐在した職員さんの話では融雪期の放流は珍しくないが、この時期にこれだけは水位が上がるのは珍しいとのことでした。
千束ダムのさらに上流には県営の利賀川ダムがありますが、利賀川ダムに通じる県道は災害のため今年は通行止め。
復旧を待ちたいと思います。
 
0860 千束ダム(0623)
富山県南砺市利賀村大勘場字千束
庄川水系利賀川
23.5メートル
143メートル
関西電力
1974年


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