ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

冷田沢堤

2016-06-22 09:16:54 | 福島県
2016年6月19日 冷田沢堤
 
冷田沢堤は喜多方市と西会津町の境界の深山川にある灌漑用溜池です。
ダム便覧によれば竣工は1889年(明治22年)とかなり古く事業者は地割地区となっています。
地図を見ると地割地区は堤のかなり下流、山の緩斜面にあり、新たに田畑を開墾するための水源としてこの堤を作ったのではないか?と推察されます。
 
喜多方から県道16号を西進、県道338号の分岐点で一番右寄りの市道を進み深山川沿いを遡上すると道路脇に冷田沢堤が現れます。
下流面は草が覆い堤体の基部がどこかわかりません。
 
天端も草が覆っていますが轍もあります。
 
上流面はブロックで補強されています。
中央に階段式の斜樋があります。
 
階段式の斜樋。
 
かなり山深いところにあるんですが、そばに道路があるせいか意外に開放感があります。
 
右岸の洪水吐。
 
洪水吐導流部。
 
天端にコンクリート製の祠があり昭和五十三年の日付が見えました。
昭和53年に大きな改修が行われたんでしょう。
 
0458 冷田沢堤(0469)
ため池コード 072080109
福島県喜多方市高郷町磐見
阿賀野川水系磐見川
20メートル(ため池データベース 7.6メートル
60メートル(ため池データベース 63メートル)
114千㎥(ため池データベース 73千㎥)/114千㎥
地割行政区
1889年


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