ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

市野新田ダム

2017-08-02 12:05:16 | 新潟県
2016年7月20日 市野新田ダム
2017年7月22日
 
市野新田ダムは新潟県柏崎市女谷の鵜川左支流石橋川に農水省の柏崎周辺土地改良事業の中核施設の一つとして建設中の灌漑用ロックフィルダムで、2018年(平成30年)の竣工を目指しています。
1997年(平成9年)に事業着手された柏崎周辺土地改良事業はすでに栃ヶ原ダム後谷ダムおよび関連施設が完成・運用開始されており、市野新田ダムの完成をもって事業全体が一段落することになります。
また市野新田ダムは運用開始後は、上記2ダム同様に柏崎土地改良区が受託管理を行う予定です。
 
2016年(平成28年)7月に市野新田ダム建設現場を最初に訪問、翌年7月に柏崎ダムスタンプラリーの一環として再訪しました。
国道353号の綾子舞会館入り口を西に折れると市野新田ダムの建設工事現場が見えてきます。
洪水吐建設の模様。(2016年7月20日)
 
1年後、洪水吐はほぼ完成しています。
向かって右手の樋管は仮排水路?それとも利水放流水路?(2017年7月22日)
 
堤体を盛り立て中。(2017年7月22日)
 
右岸高台から。(2016年7月20日)
 
ズームアップ。(2016年7月20日)
 
ほぼ同じアングルから。(2017年7月22日)
 
右岸高台の東屋から俯瞰
ここからの眺めが一番よくわかります。(2017年7月22日) 
 
同じ場所からダム湖側
石橋川流域だけでは貯水量を満たせないので、鵜川本流に取水口を作り導水路でダムに送水されます。 
 
近接した鵜川下流では新潟県の事業で治水専用の鵜川ダムの建設工事も行われています。
これだけ近接した地域で2基のダム建設工事が同時に行われることは今後の日本ではもうないかもしれません。
 
追記
予定より1年遅れ2019年(令和元年)に市野神殿ダムは無事竣工しました。
 
3248 市野新田ダム(0491)
新潟県柏崎市大字女谷
鵜川水系石橋川
26.7メートル
199メートル
1687千㎥/1600千㎥
柏崎土地改良区
2019年


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