ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

日出生ダム

2017-06-29 19:37:03 | 大分県
2017年6月18日 日出生ダム
 
日出生ダムは大分県玖珠郡玖珠町日出生の駅館川水系日出生川にある灌漑用ロックフィルダムで、農林省(現農水省)の駅館川総合開発事業により1969年(昭和44年)に竣工しました。さらに1979年(昭和55年)に日指ダムが竣工し駅館川総合開発事業はいったんの集大成を迎えることになりました。
ところが日出生ダム流域の73%が自衛隊の日出生台演習場となっており、演習による水源域の荒廃裸地化により保水力が低下する一方洪水流出率が増加し、日出生ダムの用水不足が顕在化してきました。
そこで大分県は1995年(平成7年)に防衛施設庁の補助事業である障害防止対策事業によって新たに香下ダムを建設、日出生ダムの用水不足を補うこととなりました。
現在は日出生ダム、日指ダム、香下ダムの3基併せて駅館川土地改良区連合が管理を行っています。
 
国道387号線を走ると『西椎屋の滝』の標識が現れます。これに従って東に折れると日出生ダム左岸ダムサイトに到着します。
クレストには赤が鮮やかなラジアルゲートが3門並びます。
 
もう少し下流側からゲートを見てみたいのですが、立ち入り禁止のためこれが精一杯です。
 
上流側から見たゲート。
 
天端は車両通行可能、アーチ状に湾曲してるのが分かります。
立ち入り禁止エリアで釣りをしているアフォーの車が1台止まっています。
 
上流面。
 
洪水吐導流部。
 
下流面
草が生え一見アースのようですがロックフィルダムです
ダムのすぐ下に景勝地である『西椎屋の滝』があります。
 
総貯水容量800万立米の貯水池
赤い屋根の取水塔がおしゃれ。
 
右岸から下流面
やはり湾曲しているのが分かります。
 
右岸のこの建物は?監査廊入口でしょうか?
 
ダムから歩いて20分くらいのところに西椎屋の滝の展望台があったのですが、朝からやたら蒸し暑かったのでやめました。
 
2763 日出生ダム(1050)
大分県玖珠郡玖珠町日出生
北緯度分秒,東経度分秒
DamMaps
駅館川水系日出生川
48メートル
196.3メートル
千㎥/千㎥
駅館川土地改良区連合 
1969年


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