マッシーパパの遠吠え

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太田農水相の事務所費問題発覚は松岡元農水相の”呪い”!?

2008-08-27 07:53:01 | Weblog

「消費者はやかましい」と失言したばかりの太田農水相に今度は事務所費問題が浮上したという。どうやら、彼の政治団体が政策秘書の自宅を事務所として届出、05年と06年の2年間で事務所・人件費として2345万円を計上していたというのだ。もちろん、そこには事務所としての実態はなく、家賃も支払われておらず、職員人件費も架空の疑いがあるとか。そして、これに対し、会見した当の大臣は「問題ないと思っているからこの何年間も公開してきている」と弁解。更には「事務所がどこにあるかでなく、政策秘書の活動に実態がある」と迷言をはいたという。

ま~、9月12日から臨時国会が始まるそうだから、野党の格好の餌食になるのは間違いない。ひょっとすると進退問題にまで発展するかもよ!いや、、福田内閣改造が遅れた理由の一つが大臣の「身体検査」で、それだけに慎重に調べたはず。それがこんなでは一体何を調べていたのか、本人より御仁の任免責任の方が問題では!?。

それにしても、シンゾー君の政権からこの種問題が次々続くこと。ざっとあげても、①佐田行革相の虚偽の経費7800万円(06年12月辞任) ②松岡農水相の家賃光熱水費が無料の議員会館に事務所をおきながら03年より3年間で事務所費として9000万円を計上。また、光熱水費の内訳を問い詰められて有名な「ナントカ還元」発言が飛び出すおまけも(07年5月自殺) ③そして、伊吹文科相もまったく同じ手で議員会館の事務所に年間約4000万円を計上(07年1月記者会見で疑惑を否定、逃げ切りに成功?)  ④長勢法相の6つの政治団体で事務所費の過大計上が問題に。また、資金団体が脱法的な迂回支出を行っているとの疑惑もある(逃げ切り成功?) ⑤甘利経産相の資金団体が計上した事務所費と実際の家賃との差額が03-05年で4000万円発生、その使途が問題(同左) ⑥次いで赤城農水相が茨城県の実家を事務所にして、10年間で実際支払ってない事務所費を9000万円計上。結局07年7月の参院選の自民惨敗の原因の一つとされ更迭 ⑦また、遠藤農水相が組合長を勤める農業共済組合が不正に国から補助金を受給していた事が発覚、大臣就任わずか8日間のスピード解任 ⑧更に塩崎官房長官の政治団体に05年の事務所費に1330万円の使途不明金があると「赤旗」に指摘されて問題化(逃げ切り?)、などなど(Wikipedia調べによる)・・。

処で、奇異なことに、これら不祥事に絡んだ農水相が実に3人もいる。そして、一人は責任を取って自殺。残りの二人は更迭。しかも、今また、現職の農水相が血祭りに上げられようとしているのだ。もはや、農水相は鬼門というか呪われているとしか思えないこの現象・・。となれば、他の5人のように無事逃げ切れるか松岡元農相の”呪い”次第というところか!?

ま~、それはともかく、もはやこうなれば、政治家は大なり小なり政治資金規正法違反にまみれていると思わざるを得ない。もちろん、太田大臣の不正疑惑も法改正前の事件ではあるが、果たして、その後も不正が改められているのか怪しいものである。そして、改正された政治資金規正法すら、いくら改正されたからといえ、抜け穴だらけ。すなわち、1円以上の領収書添付が義務付けられて一見、厳しくなったと見えるが、それは議員の関係する政治団体だけ。それ以外は一切、関知せず。従って、1人で140もの抜け道団体を持っている議員も実在するからもう、裏でやりたい放題。おまけに、政治資金収支報告書を公開しているといっても、ほとんどチェックは不可能に近いシステムになっているやに聞く。

ともあれ、マッシーパパにはこの政治資金の”改革ごっこ”は早い話、政治改革のアリバイつくりに他ならないと思っている。つまり、いくら改正してもよくならないのは、基本の制度に誤りがあるからだと言いたいのだ。

そもそも、この制度が出来た理由は1948年、GHQの指導の下、政治腐敗と群小政党の乱立に対処するためだったと聞く。おそらく、「金の流れをコントロールすれば、有権者を買収したり、金で逆に政治家が篭絡されるなどの腐敗がなくなる」と目されたのだろう。となれば、文字通り、「収支」がしっかり監視されねばならないのでは・・。

それを、支出の1円までと、瑣末な論議にすり替えて、ホントに抑えねばならない入金の流れを有耶無耶にしてしまったのだ。すなわち、入るを抑えずして、出るものばっかに目が行っているから、容易に不正が立証出来ないのである。

従って、まず改めねばならないのは、政治団体の数は1議員1団体に限定し、入金(献金)も一本化する。もちろん、個人献金以外は理由のいかんにかかわらず一切厳禁。また、違反の企業献金には刑罰を科すし、使途不明金で損金処理している場合には法外な課徴金を課す。一方、政治資金収支報告は公認会計士の監査を義務付け、万一不正のあった場合は会計士、議員の連座を適用、かつ厳罰と処す。そして、インターネット公開も同時に義務づけ誰でも自由にみれるようにする。なおかつ、重大な不正が発覚した場合は任期の途中であっても議員失格とする等々・・。いわば政治資金をガラス張りにするとともに、違反を犯すリスクを高めるのである・・。

マッシーパパがこれほど厳しい提案をするのも、今の政治家の贅沢三昧を見れば、彼らが如何に政治資金と私財を混同しているか?はたまた、献金を流用して蓄財しているかに思いをいたすからである。そして、今回の事務所費に化けた使途不明金も大半がその類と睨んでいる。彼らはもちろん、口をそろえて、「政治には金がかかるもの。そして、表に出せない費用もたくさんある」という。だが、昔の政治家は「井戸塀」といって、私財を投げ打って政治に取り組んだものだ。それが今では「井戸塀」の話を1人たりとも聞いたことがない。それどころか、持ち家は豪邸、食事はウン万円もする豪華な料理に舌鼓を打つ毎日。政治に金がいるとはむしろ、このことを要っているのかも・・。つまり、そんな生活をするために、帳簿をごそごそいらって不正をするのだろう。ハイ、まちがいありませんって!・・。♪

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