マッシーパパの遠吠え

インターネット情報を丹念に読み取り、ニュースの裏に潜む真実を綴るあなたのためのブログです。

内閣支持率・世論調査の怪!?

2008-08-05 20:06:26 | Weblog

8月4日の「産経」に『改造効果アリ?ナシ? 支持率まちまち世論調査』と題し、福田内閣改造後に報道各社が実施した内閣支持率の世論調査結果がまちまちで、最大20ポイントもの差が出たという。 最も支持率の高いのは「読売」の41.3%で前月比14.7ポイントアップ、一方、正反対の結果が出たのが「朝日」の24%と前回と変わりなしだとか (http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080804-00000943-san-pol)。

ま~、どうみても、「読売」の異常なまでの支持率回復は一寸、ヤラセっぽい数値。というのは、先月、洞爺湖サミット直後にも同社は支持率の世論調査をしているが、これが期待はずれの結果に終わっている。すなわち、前月比1.5%増の26.6%、そして、「サミットを評価する」という人も44%で「評価しない」の52%を下回っていた。それが、内閣の首を据え変えただけで、驚異的な回復が実現する(?)。まさに、大向こうから「ありえな~い!」とブーイングが来そうな調査といえよう。

マッシーパパが推察するに、きっと、「サミット」の社説(本ブログ7月9日参照)に「予想以上の成果」と書いて世論を誘導したつもりが効果なし。執筆責任者として、大恥かいたナベツネ主筆だけに、今度こそ、福田内閣を守り立てようと奇策を弄したのだろう(?)。何しろ、御仁(福田総理)と小沢代表の「大連立」を仕掛けた自民党のエージェンシーだけになりふりかまっていられないのと違うの?・・。

実は捏造(?)疑惑は過去にもあったのだ。例によって、マッシーパパの日記を紐解いてみる。日付は04年6月15日、タイトルも同じで、記事は以下のとおりである。

 『さて、今朝の「読売」に「内閣支持4.3ポイント減の54.7%」と世論が年金法案成立(註:負担増、給付減を盛り込んだ法案を自公と民主党で可決)に悪い印象を持ったことを報じている。又、同時に賛成票を投じた政党に対する批判は自民(42%)、民主(30%)、公明(19%)の順になっており、牛歩戦術をとった野党より、強行採決した与党により批判の矛先を向けている。そして「参院戦の判断材料にしますか」の問いには「する」が61%、「しない」が26%だったとか。

処で、この支持率の調査は何かおかしい・・。年金法案が成立したのは5日だからあまりにも間が空き過ぎでないか。因みに直後の7日に発表したANN(朝日TVネット)の内閣支持率は44.5%で先月よりマイナス10.4%である。/同じ世論調査で有りながら、時期がずれるだけで10.2%も違うのだ。10%と言えば国民人口で1千万人に相当する大変な数、最早、誤差では済まないだろう。又、同じ日に発表した毎日は支持率を12ポイント減の46%としている。ここでもやや右の「読売」とやや左の「毎日」で大きく差が付いている。これは多分、アンケート(購読者を対象?)する層からくる違いかも。

それにしても大新聞は最近、体制批判を全くしなくなったと思っていたら、世論調査にまでせこい細工をする様になったのか?。小泉再訪朝の時にはその翌日にデカデカと成果を誇示するように支持率を掲載した。読売63%、毎日62%、朝日67%とマッシーパパでさえ、「そんな馬鹿な!」と驚く高支持率だった。あの時も調査した日が訪朝した22日の前日と前前日に行われており、訪朝の結果が分からぬままに調査した様だ。従って、たった5人の帰国と見返りに25万トンの食料(日本円換算で6~70億円)と1000万$の医療人道支援及び経済制裁不行使の約束を知っていたらこんな高支持率にならなかったと思われる。それを今度は年金の強行採決が悪材料になると分かっているので逆に「ほとぼりが冷める」頃に世論調査を延期する姑息なやり方。「朝日」や「産経」等、今日現在も発表していないのはもっと酷いと言える。

もっとも当の小泉総理はANNの内閣支持率の低下のインタビューに答えて曰く「支持率は上がる時も有れば下がる時もある。あまり関係ないんじゃない」と至って平静を装っていた。最近は国民の70%以上が反対する年金法案を強行採決したり、サミットで自衛隊の多国籍軍移管を勝手にブッシュと約束をしてくるなど、したい放題で国民を嘗めきっている。恐らく、過去の内閣でこれほど国民を愚弄した人はいなかったのでは。「この人」をこれ以上増長させない為にも国民が参院選でしっぺ返しをしなければならないと思う』・・・・。

 ともあれ、公称、発行部数1000万部を誇る読売新聞。なかんずく、「読売」の頂点に君臨し老害を振りまくナベツネ。本来ならジャーナリストは現政権に批判的であらねばならないのに、彼は政権に深く与(くみ)しようとする。しかも、あろうことか、自らが仕掛けた「大連立」騒ぎでも、小沢代表が張本人と偽り、社説で執拗にたたく。知らないのは読者で、この見事なサブリミナル効果でミスリードされていく。ホント、老害どころか、マスゴミだわね。早く排除しないと「世論」までおかしくなっちゃう・・。♪

 「マッシーパパの遠吠え」は「ブログ村」と「人気ブログランキング」のランキング上位を目指して頑張っています。ご面倒ですが下記二つを別々にクリックしてくださいね。

にほんブログ村 国内ニュース

人気ブログランキングへ