就任2年目(2月6日)を迎える橋下知事の支持率が83%という。
あの「無党派知事ブーム」を巻き起こした横山ノック・元知事の初年度64%、3年半で59%、
太田房江・前知事の3年半(07年7月)で36%にとどまったというから、比較にならない高支持率。
又、歴代内閣でも、最高支持率は発足直後の小泉内閣の87%だが、1年後には42%に急落しているというから、2年間のこの数字は驚異といえるのでは。
それだけに、知事も「やりたい放題やらせてもらって、後押しをいただけるのはうれしい。浮かれたらいけませんけど」と喜びを隠さなかったとか(http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/h_osaka/20100128-OYO8T00291.htm?from=tokusyu)。
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尤も、支持率だけなら、東国原知事にはかなわない。彼は就任時に、90%以上、自民党総裁を高望みして国民から総スカン食った直後でも地元新聞の世論調査では82.1%あったというのである。
つまり、地方自治と国政では支持率の意味が違うということかも。
実際、橋下府政も府議の目から見れば、「人件費カット以外、これといった成果はなく、経済も良くなっていない」と手厳しいし、大阪在住の作家、高村薫さんなど、「支持率が高いのは、府民の多くが『頑張っているみたいやから任せとこか』という程度の感覚」と意外とさめている。
結局、橋下御仁も東先生も、常にマスコミにメッセージを発信しておれば、人気は維持できるというタレントのツボをよくご存知だと言うだけのこと(?)。
それが証拠に、橋下氏も、「関空再生」を持ち出したり、最近では、「大阪府と大阪市を統合する」と、他人(大阪市)の庭にまで土足で上り始めている。
いや、それでも足りないと、神戸市長に向かって「神戸空港は失策」、だから「伊丹廃港と言うべき。そしたら伊丹廃港が神戸空港の活性化にもつながる」とおせっかいまで焼く始末。
これにはマッシーパパなど、「そこまで言うか?」という思いである。
ならば、どうして、そんな駄目市長の三選を阻止しなかったのか?と問いたい。
あの樫野氏が三顧の礼で応援を頼みに行ったのに、「国民健康保険の減免や敬老パスの取り扱い」が気に入らないというだけで袖にしたじゃん。
そして、表向きには、「民主党の小沢幹事長が現職を単独推薦した決定は非常に重い。首長連合で推すことになっても僕は応援に入らない」と、マスコミ向けに調子のいい言辞をしゃーしゃーと吐く。
おまけに、陳情に上京した際、あの小沢氏の「人たらし」に篭絡されては、「小沢氏はすごい」と、彼に頼まれもしないのに広告塔の役まで買って出た。
ま~、相思相愛なら、何を言おうが勝手だが、少なくても知事も公人の一人。ましてや、マスコミを使って、彼のことを宣伝しまくったのだから、少なくとも、今回の彼の政治団体の土地購入疑惑に対しても、何らかのケジメをつける責任はあると思うのだけど。
勿論、橋下氏のライバルの東先生は19日、定例会見で「国民の政治不信を募らせてしまった」ときっぱり批判している(http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20100120ddlk45010403000c.html)。
こなた、橋下御仁はというと、出張先の外地から、「捜査が適正かはコメントする立場にない」としながら、「日本の検察、国家制度はすごい。権力者中の権力者である小沢幹事長に対してもきちっと捜査している」となんともずるい答えよう。
ま~、ここがこの男の限界。
日ごろ、自分は企業から一切、政治献金は受けない。だから、広く個人の寄付を集めるためにパーティを開くのだと、公言してはばからないのに、全く正反対の「パーティ禁止。企業献金は受ける」小沢氏を批判できない。
これもあれも、結局、すごい力にただ迎合するだけの、根性なしなのだろう。
ならば、余りでっかいことは言わないほうが後々、ボロを出さなくてすむのでは!・・。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪
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