毎年、8月15日が近づくと総理の靖国参拝が話題になる。幸い(?)、福田改造内閣で参拝すると明言しているのは保岡法相のみである。そして、当の御仁は参拝の有無を聞かれて、「私の過去の行動を見てほしい」と参拝しない考えを表明したという。そう、06年1月に、中国との関係悪化の要因となった小泉総理の「参拝」を強く批判した経緯があるからだ。ま~、聞くほうも聞くほうだ。御仁は親子二代続きのれっきとした媚中派。それに、昔から靖国参拝派でなく、国立追悼施設派だから聞くまでもないのに・・。
それにしても、同じ森派から三代続いて総理を出したが、「靖国」の思い(それとも中国への気の使いよう?)はこうも異なるのか? すなわち、胡錦濤やノ・ムヒョンの機嫌を損ねるのを承知で、「行くか行かないかは隣国から指図されるものでなく、心の問題」「戦争犠牲者を参るのは残された我々の責務」と毎年参拝したジュンイチロー。そして、その煽りで中国と韓国との関係をこじらせてしまい、自らは行きたくても行けず仕方なく、「行くとも行かないとも、行ったとも行かなかったとも言わない」とすねてしまった(?)シンゾー君。そして、「当然行かない」と胸を張る(?)御仁。三者三様の対応だが、マスコミもいい加減、こんな愚にもつかない質問を卒業したらどうかと思う・・。
つまり、靖国は単に「参拝の有無」が問題なのでない。マスコミがそういう取り上げ方をするものだから、ジュンイチローも最後には「参加することに意義がある」がごとくに意固地になってしまった。つまり、日本遺族会の票欲しさから総裁選の公約に「行く」と言ってしまっって最後までそれに縛られてしまったのだ。決して、タカ派でも保守派でもないのに、いわばその方面から尻を押されて引っ込みがつかなくなったのだろう。だからこそ、御仁は逆に総裁選で「参拝しません」と公約で先手を取ったのかも・・。
処で、ジュンイチロー・シンゾー君と御仁のもう一つの相違点である中韓へのスタンス。御仁の媚中派は紛れもないから、「相手の嫌がることをしない」が参拝しない大きな理由。一方、ジュンイチローやシンゾー君は媚中派でも嫌中派でもないだろう。どちらかといえば、「隣国から指図されたくない」という気持ちが強いだけ。特に、シンゾー君は自他共に認めるタカ派だから、どちらかといえば、「東京裁判史観」に近い。ましてや、お爺ちゃんの岸信介が「A級戦犯」だっただけに「参拝を否定することはA級戦犯の非を認めることになる」から行かないわけにいかないだろう。
確かに、彼らの主張する「戦勝国が一方的にしかも、法律の原則にそむき「事後法」で裁いた「東京裁判」は無効であるという論理にマッシーパパも異論はないところである。が、だからといって、無条件降伏したA級戦犯の罪がなくなるものでもないはず。すなわち、何百万の市民と兵士を殺し、日本の莫大な財産を失わせた責任はもし、日本の人民裁判にかけられたとしても万死に値するは間違いない。この大事なことが戦後60年たった今も一度も総括されていないことこそ問題と言えるのである。
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