マッシーパパの遠吠え

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外務官僚ホテル代踏み倒し騒動の裏に潜む”タカリ体質”!?

2008-08-15 20:29:48 | Weblog

「事実は小説より奇なり」と言うが、まさに、外務官僚(40才男性)によるホテル代踏み倒し騒動のことを言うのだろう。

何しろ、1官僚が1泊5万円もするセミ・スイートルームに06年6月から07年4月まで293泊、途中一度も清算せず、〆て1538万円也のツケを残しておん出たと言うのだ。そして、ホテル側の説明では、再三の請求にもかかわらず、勝手に昨年4月、官舎に移ってしまったと激怒、告訴も辞さないといきまいている。

ところが、ここに、突然、デヴィ夫人が参入、自分のブログに「この官僚とホテルの女社長が恋愛関係にあった」と暴露。そして、男に振られた挙句の復讐劇だとこき下ろした。

ま~、ネット情報では確かに、女社長自身、元ペルー大統領のフジモリ氏の妻でありながらやくざの愛人であったり、数々の犯罪の影の女を演じるなど素性の怪しい面がある。なるほど、デヴィ説もありかな、と思っていたら、今度はなんと、そのデヴィ女史の言う男とは別人の外務官僚だとわかったのだ(「デヴィの独り言 独断と偏見(http://ameblo.jp/dewisukarno/entry-10122972981.html)」)・・。

では一体、何が真相なの!?といぶかっていたら今度は、鈴木宗男氏がこの騒動に参戦。外務省に対し、例の議員特権の質問主意書を行使、「外務官僚のホテル代不払いと日本のホテルで30-50%OFFで宿泊できる外務省職員特権との関係」を問いただした。ただ、いつもの省内の「ムネオマニュアル」どおり、はぐらかしと拒否回答で対応されたとか(「ムネオ日記(http://www.muneo.gr.jp/html/diary200808.html)」)。

要するに、外務省の悪事に精通しているムネオ氏は今回のケースは外務省職員の「タカリ」に起因していると喝破しているのである。そう、あの01年の沖縄サミットを舞台に外務省の課長補佐が国際会議の会場費を水増し請求。その金をホテルにプールさせ、愛人と同ホテルを利用する際の宿泊代や飲食費として使っていた不祥事だ。もちろん、遇々この事件が表沙汰になったが、省内では半ば慣行だったと言われていた。従って、業者もこのような影響力を持つ中堅の担当官僚に便宜を図り、、一方、役人も役得を当然視して便宜を期待する。いわば、国民の税金を使って繰り広げられる癒着構図なのである。だからこそ、外務省はあくまでも「ホテルと官僚の個人的問題」と弁明に徹し、早く幕引きしたかったのであろう。そして、何かとスカルノ時代から外務省とパイプの太いデヴィ夫人の応援を得たのであろうが、どんでん返しで失敗。しかも思わぬところに飛び火(ムネオ攻撃)してしまったようだ。

飛び火と言えば、更に今ひとつ。この件(くだん)の外務官僚が「都内に自宅を持っているにもかかわらず、公務員宿舎にすんでいるのは問題だ」と、(ともに外務省のスケープゴートにされた)盟友の佐藤優氏がムネオ援護に回ったのである(「眼光紙背(http://news.livedoor.com/article/detail/3772539/)」・・。

ともあれ、事態は意外な展開を見せ、ことによっては国家的問題にまで発展するかにみえたが、マスコミはデヴィ夫人説に乗ってしまって口をつぐんだまま。そして、国会での糾弾もいかんせん、依然休会中でままならず。事件は闇に葬られそうなのだ・・。

余談だが、国民が不況と物価高にあえぐ中、総理・外相は靖国に参らぬ代わりに中国詣。そして、オリンピックにうつつを抜かす。一方、前・元総理は揃って、靖国詣で。おまけにジュンイチローは「そんなこと知ったことか」と小泉チルドレンを集めてボーリングに興じる始末。平和ぼけと言えばそれまでだが、国会をともにほったらかしていい気なものである・・。♪

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